AIによるひび割れ診断、漏水確認で業務の効率化【がんばれ建設1486】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年2月14日
NO.1486
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今日の一言
「正確で効率的」
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AIという言葉をよく聞くようになりました。
建設業界ではAIをどのように活用できるのでしょうか。
●画像認識
画像認識にAIが活用されています。
作業員の作業を画像認識させて作業の効率化を図ったり、
不安全行動を発見します。
また、トンネル切羽を画像認識させて、
岩盤の種類を判定させることもできるでしょう。
さらに既設構造物のひび割れを認識させると、
劣化診断が可能です。
画像認識のAI活用において、キヤノンと
キヤノンマーケティングジャパンは、
画像を使ったインフラ構造物の点検サービス
「インスペクション EYE for インフラ」
を提供しています。
高性能カメラを用いた点検箇所の撮影から、
人工知能(AI)を用いたひび割れ検知までを行うものです。
さらに作業の効率化にも役立ちます。
これまでひび割れのトレースに時間がかかっていましたが、
その時間が8分の1になります。
●音認識
構造物をたたいたときの打音を解析し、
コンクリートの劣化診断に使えます。
また、漏水する音を解析して、漏水箇所や
漏水状況を把握できます。
●営業支援
過去の顧客の好みを分析することで、顧客に合うような
デザインや仕様を提案することができるようになるでしょう。
今後、AI技術の進展から目が離せません。