社長ブログ

天端、出面、さんすけ、がっことはどういう意味?【がんばれ建設1509】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年3月19日

NO.1509

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今日の一言
「新入社員の不安をなくす」
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私が新卒でゼネコンに入社したときに、もっとも

困ったのが建設現場で使われる言葉でした。

 

「降籏君、毎日出面をとって、野帳に書いておけよ」

出面?野帳?

 

「釜場に2インチのポンプが入っているかどうか見てきてくれ」

釜場?2インチ?

 

「擁壁の天端にさんすけを置いてきてしまったので取りに行ってきて欲しい」

天端?さんすけ?

 

「3分のワイヤー10本をネコに入れて運んできて欲しい」

3分?ネコ?

 

「さぶろくのコンパネを1円20銭まっかくに切って欲しい」

さぶろく?コンパネ?円?銭?まっかく?

 

寸法の言い方に、メートルやインチや尺が混在して使われていることには、
本当に驚きました。

そしてさらに私を悩ませたのが、方言です。

 

私の初めての勤務地は岐阜でした。

そこで愛知県出身の上司が言いました。

「今日はコンクリートをうとまい」

ん?「まい」は否定の助動詞なので、

コンクリート打設は止めるのだろうと思い、片付けていたら

「何をやっているんだ。早く打設の準備をやれ」

と叱られました。

尾張の方言では「まい」は肯定型だったのです。

 

長野県南信地方のダム現場では、

「おい、とんでこい」

と言われました。

 

南信地方では「走る」ことを「とぶ」ということ

を後で知りました。

 

ちなみに運動会の徒競走は「かけっこ」ではなく

「とびっこ」とプログラムに書いてありました。

 

飯場で食事を作るおばちゃんは秋田の方でした。

私が食事をしていると

「降籏さん、がっこけ」

といいます。

「は?」と私が応えると

「が っ こ け」

とゆっくり話してくれますが、さっぱり意味が分かりません。

「がっこ」とは漬物、「け」とはお食べなさいという意味でした。

 

ちなみに私は関西出身なので、若いころは関西弁しか話せず、

「○○さん、いたはりますか」

というと

「その言い方、俺をなめているのか」

と叱られました。

 

関西弁は聞く人によっては、なめられたように

聞こえることを社会人になって知りました。

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【編集後記】
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