鉄道トンネルの点検にドローンを活用【がんばれ建設1513】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年3月26日
NO.1513
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今日の一言
「ぶつけても大丈夫」
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東京メトロは東京大学大学院などと共同で、
GNSS(衛星を用いた測位システムの総称)の
電波が届かないトンネル内の高所を安全に点検する、
球形のフレームで包んだドローンを開発しました。
通風口やトンネル建設時のたて坑の点検などに活用できます。
機体はベイシスコンサルティング(東京・文京)と開発し、
運用方法などは東大大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター
の助言を受けました。
東京メトロは、法令で定める2年に1度の鉄道トンネルの定期点検で、
主に線路上からの目視によって異常の有無を確認しています。
劣化や損傷の兆候を見つけた場合、足場を組んだり、
高所作業車を使ったりして詳細に点検します。
ただし、線路上からでは高所にある劣化の程度を見分けるのが難しく、
わずかな損傷であっても詳細点検を実施することが多かったです。
開発したドローンは、4K画質のカメラと照明を搭載しています。
撮影したデータは点検者にリアルタイムで転送され、
線路上からの目視よりも高い精度で
コンクリートのひび割れや析出物などを確認できます。
バッテリーの充電で最大5分間の飛行が可能です。
東京メトロは2020年2月から、半蔵門線の点検で
開発した機体の運用を始めました。
従来、1班当たり点検者や点検補助者など計3人だった
点検チームに、社内で育成したドローン操縦者を1人加えます。
同社は、管理する約166kmに及ぶトンネルを2班体制で点検するため、
開発したドローンを2台導入しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.tokyometro.jp/news/2020/205666.html
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【編集後記】
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東京オリンピックが延期となり、
ハタ コンサルタント株式会社でも2021年の
研修日程を見直すことになりました。
思わぬところに影響がでるものですね。