新型コロナウイルスを乗り切るために行うべきこと【がんばれ建設1514】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年3月27日
NO.1514
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今日の一言
「四耐四不訣」
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新型コロナウイルス騒動にて、影響を受けている人は
多いことでしょう。
今日、タクシーに乗ると、
「売上はいつもの 1/3です」
と苦しそうにおっしゃていました。
清代末期の政治家・曾国藩(そうこくはん)は
四耐四不訣(したいしふけつ)という言葉を
残しています。
「冷(れい)に耐え、苦に耐え、煩(はん)
に耐え、閑(かん)に耐え、激(げき)せず、
躁(さわ)がず、競(きそ)わず、
随(したが)わず、もって大事を成すべし」
「冷に耐える」とは、冷たい仕打ちや誤解に
耐えるということ。
「苦に耐える」は、苦しいことに耐えること。
「煩に耐える」は、忙しさや煩(わずら)わ
しいことに耐えること。
「閑に耐える」は、暇に耐えること。
まさに今はこの四耐です。
アメリカでは、日本人が、アジア人というだけで、
冷たい仕打ちにあっています。
そして先に書いたように、売上激減で苦しんでいる方が多いです。
とはいえ、年度末で多忙で煩わしいことばかりの方もいることでしょう。
一方、資材不足で工事が進まず「閑」が苦しいという方もいます。
これらのことに耐えながらも、腹を立てず、
ものごとが上手く運んでも調子に乗らず、
よけいな競争をせず、かといって何でも言いなりになってはいけない、
という戒めです。
一方、小林正観さんは、「耐える」とは言わず
「受け容れる」といわれます。
だから、冷たいこと、苦しいこと、忙しいこと
閑なことに出会っても、
「ああ、そうなりましたか」「そうきましたか」
といって淡々と 受け容れるのです。
「冷・苦・煩・閑」を淡々として受け容れ、
どんなこともあっても、カッとしたり、
嬉しいことがあっても、はしゃぎまわったりせず、
人とむやみに競うのではなく、
だれかの言いなりになったり、すぐに同調したり
してはいけないのです。
今回の新型コロナウイルス騒動は、
まさに四耐ですが、これらを受け容れ、
淡々と対処したいものです。
『人生を導く先哲の言葉』伊與田覺著
(致知出版社)を一部参考にしました。
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【編集後記】
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いよいよ来週は新年度。
ハタ コンサルタント株式会社にとっては
新入社員研修月間です。
がんばります。