社長ブログ

新型コロナで工期遅延しても「不可抗力」【がんばれ建設1520】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年4月6日 

 NO.1520

**************************************************
今日の一言
「工期短縮に取り組もう」
*************************************************

国土交通省は、新型コロナウイルス感染症の影響で

工期を見直したり、資機材を調達できずに、

施工を継続できない事態が、「受注者の責によらない事由」に

当たるとの解釈をまとめ、地方自治体などに要請しました。

民間発注者に対しては、そうした事態が建設工事標準請負契約約款の

「不可抗力」に当たるとして、 受注者からの工期延長や請負代金の

増額などの請求があれば適切に協議することを求めています。

新型コロナ感染症の拡大防止を巡って国交省はすでに、

工期の見直しや請負代金額の変更、

施工の継続が困難な場合の一時中止の対応などについて、

各発注者に適切な対応を要請しています。

なお「地方整備局工事成績評定実施要領」には

以下のような項目があります。

●4工事特性

1施工上検討への対応

2都市部等の作業環境、社会条件等への対応

□周辺環境条件により、作業条件、工程等に大きな影響を受ける工事

今回のコロナ禍は、これに該当すると思われますので、

工事成績評定が加点されるよう働きかけたいものです。

●2施工状況

2工程管理

□工程管理にかかる積極的な取り組みが見られた

とはいえ、なんとか工期順守できるように工夫したいものです。

積極的な取り組みをすると、工事成績評定は加点されます。

工期を短縮するには5つの方法があります。

1 技能者の人数を増やすか機械を大型化する

  人や機械を増やすと工期が短縮できます。

  一方、人手不足であれば実施できません。

2 作業時間を増やす

  残業をしたり、休日出勤をすると、工期を短縮できます。

  一方、働き方改革を推進しなければならないことを考えると

  あまり推進できません。

3 同時並行作業を行う

  当初、直列作業で計画していたものを

  同時並行作業に変更すると工期短縮できます。

  一方、そのために輻輳作業になってしまうと

  作業効率が落ちてしまいます。

4 作業を外部で行う

  通常現場で行う作業を、現場外にて行うものです。

  コンクリートのプレキャスト化、型枠や鉄筋の

  丘組みなどが当たります。

5 作業そのものの効率化

  ICTの活用や、作業の自動化、機械化を進めることで

  工期短縮ができます。

特に3,4,5の実践は、工事成績評定で高評価になる項目です。

現場は厳しい状況でしょうが、

工夫をして工期短縮をしたいものです。

建通新聞 3月31日記事を一部参考にしました。

*************************************************
【編集後記】
*************************************************

このところ、毎日のようにZOOMを用いた

オンラインセミナーや会議を開催しています。

実際のセミナーや会議と同等以上の効果があります。

弊社の社員さんのうち、テレワークをする人は、

一日中会社と自宅との間で、ZOOMをつないで

仕事をしています。