社長ブログ

発注者、近隣住民からいわれなき非難を受けたときの切り返しはこうする【がんばれ建設1523】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年4月9日

NO1523

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今日の一言
「キングカズに学ぶ」
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仕事をしていると、いわれなき非難を受ける

ことがあります。

特に施工管理技術者は、発注者、近隣住民、

協力会社の人たちなど多くの人と接する仕事なので、

工事を進めようとすると、どうしでも

非難や批判を受けることがあります。

そんなときに、どう対応すれば良いのでしょうか。

対応手段として「無効化」が有効です。

これは相手の言葉を無効にしてしまうことです。

無効化の手法には、「ずらす」「はずす」

「いなす」「肩透かしを食わす」「ひねりを利かす」

「裏をかく」「フェイントをかける」

などの手法があります。

以前、サッカーのキング・カズこと三浦知良さんが、

現役を続けていることに対し、元プロ野球選手で

野球評論家の張本勲さんから、

某テレビ番組で「若い選手に席を譲らないと。

団体競技だから、伸び盛りの若い選手が出られない。

だから、もうお辞めなさい」

と言われたことがありました。

この発言を受けて、ネットもメディアも炎上しました。

しかし、キング・カズは、やはり役者が違います。

次のように返したのです。

「張本さんほどの方に言われるなんて光栄です。

『もっと活躍しろ』って言われているんだなと。

『これなら引退しなくていいって俺に言わせてみろ』

ってことだと思う。

張本氏の「侮辱」のことばを「激励」ととらえたのです。

これには、世間も当の張本さんも絶賛。

アスリートの先輩に対して顔を立てつつ、

攻撃の無効化に成功しました。

1984年のアメリカ大統領選挙中に行われた

直接討論会での出来事です。

再選を目指すレーガン大統領は民主党の大統領候補

ウォルター・モンデール氏との第1回目の

討論会では上手くいかず、支持率を下げたまま

2回目の討論会に臨みました。

当時56歳のモンデール氏に対し、レーガン大統領は

すでに73歳になっている点について、司会者は、

「レーガン氏はすでに史上最年長の大統領となっている。

危機に際して機能できるだろうか」

と辛らつな質問を投げかけました。

このときレーガン大統領は

「私はこの選挙で年齢問題を取り上げたりはしません。

モンデール氏の若さや経験不足を政治利用することはありません」

と切り返し、会場は笑いに包まれ、対抗馬のモンデール氏も

思わず笑ったのです。

この発言でレーガン大統領の支持率は急回復し、

その後さらに支持率を伸ばし、49州で勝利を

収めて再選されました。

発注者、近隣住民、協力会社の人たちなどから

非難や批判を受けたら「無効化」でかわしたいものです。

キング・カズのように「キング」なみの切り返し手法を

身につけたいですね。

『「勘違い」を科学的に使えば武器になる』

堀田秀吾著(秀和システム)を一部参考にしました。

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【編集後記】
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