4足歩行ロボットの活用すれば、現場監督の残業が減る【がんばれ建設1536】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年4月30日
NO1536
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今日の一言
「「現場監督」をロボットができるか」
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鹿島は4足歩行型のロボット「Spot(スポット)」を
トンネルの工事現場へ導入して、坑内の監視や点検の
役割を担えると確認しました。
同社によると、土木現場への適用は世界初の試みです。
自律歩行(自動運転)するため、現場監督に代わって
巡回などの業務を行える可能性もあります。
Spotを開発したのは、世界でも最先端のロボット技術を保有する
米国のボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)です。
その日本国内での管理と運営をソフトバンクロボティクスが担います。
両社と鹿島の協業で建設現場へ適用しました。
開発したロボットはまるで生き物のように4本の足を動かし、
あらかじめ設定したルートを歩行します。
岩場や荒れ地も歩け、傾斜角度30度、段差30cmまでなら階段も昇降します。
平たんな場所は毎秒1.6m、階段は毎秒0.6mの速度で、
障害物を回避しながら移動します。
胴体部と足部には、ステレオカメラを標準で装備しています。
本体上部は15kgを上限に、様々な機器をアタッチメント(付属品)として
取り付けられるようになっています。稼働時間は最長90分。
リモコンによる遠隔操作で歩かせてルートを教示しておけば、
自律で歩行します。
事前の設定次第で、写真撮影なども実行します。
通信環境が整っていれば、現場事務所など離れた場所からでも操作が可能です。
鹿島は、『建設現場の工場化』のビジョンを掲げています。
スタートアップとの協業しながら、開発を進めておられるようです。
コロナ等の感染症対策にも有効なので、ますます進展させて欲しいものです。
参考ウェブサイト: https://www.kajima.co.jp/news/press/202002/20c1-j.htm
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【編集後記】
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「原価低減5つのポイント」をYouTubeに
アップロードいたしました。
これさえ見れば、原価低減間違いなしです。