若手社員の「したいと思います」「特にありません」は禁句【がんばれ建設1552】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年5月29日
NO1552
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今日の一言
「自分で自分に気合いを入れる」
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新入社員や若手社員研修を実施して、自己紹介をしてもらうと
多くの人が
「・・・したいと思います」
といいます。
「早く一人前になりたいと思います」
「施工管理技士資格を取得しようと思います」
「仕事ができるようになりたいと思います」
これに対して私は、
「思っているだけですか」
と聞きます。
そして
「したいと思います、を取り除いていってみてください」
といいます。
「早く一人前になります」
「施工管理技士資格を取得します」
「仕事ができるようになります」
となり、言葉の意味が強くなります。
この強い言葉は、周りの人にも伝わりますし、
何より自分の耳から入ってきて、強い決意となります。
「・・・したいと思います」を若手が多用する理由は、
先輩、上司が使っていることです。
さらには、二流のスポーツ選手がインタビューで、
「オリンピックを目指したいと思います」
などといっているからでしょう。
研修ではさらに、
「質問はありませんか」
と聞きます。
すると多くの人は
「特にありません」
と言うのです。
新入社員、若手社員が分からないことがないということはあり得ません。
「特にありません」は、
「特に興味がありません」と同じ意味です。
真剣に話を聞いていると、疑問点が出てくるはずです。
研修を受けるときにメモするのは、分かったことだけでなく、
分からないこともメモすべきなのです。
皆さんの会社にて、新入社員や若手社員に対して、
「・・・したいと思います」
「特にありません」
を禁句にするだけで、集中力が高まり、
前向きに行動する技術者になることでしょう。
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【編集後記】
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本日は、DVD収録と、
新入社員育成オンラインセミナーの
ダブルヘッダーです。