社長ブログ

コロナ禍だからこそ「攻める」「育てる」「守る」戦略が大切【がんばれ建設1553】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年6月1日
NO1553

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今日の一言
「ISO,BCP構築しよう」
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ポートフォリオ分析という経営戦略手法があります。

育てる分野;伸びる市場に自社の弱みで対応する

攻める分野;伸びる市場に自社の強みで対応する

守る分野;伸びない市場に自社の強みで対応する

捨てる分野;伸びない市場に自社の弱みで対応する

現在「伸びる市場」とは予防分野です。

多くの人が不安に感じているからこそ、

それを予防したいという工事が増えます。

コロナ禍を予防するための改修工事、防災工事、

セキュリティ工事、感染症対策工事等です。

「伸びない市場」は欲求を満たす分野です。

自粛ムードが続き、世の中は欲求を満たしてはいけないと

いう思いが強いです。

これは、住宅リフォーム、別荘、ホテル工事等です。

公共工事は、通常不況時には伸びるのですが、

今年は補正予算が減額されたり、計画中の工事が延期されるおそれがあり、

「伸びない市場」となりそうです。

これら「伸びる市場」「伸びない市場」に対して、

自社の強みや弱みをいかにぶつけるかを考えることで、

今後の戦略が決まります。

例えば、改修工事が得意(強み)な建設会社は、

感染症対策工事を「攻める」とよいでしょう。

逆に新築工事が得意で、改修工事が苦手であれば、

その分野を「育てる」ために、工法協会に加入したり、

改修工事会社にいる社員を採用したりするとよいでしょう。

「公共工事」は増えないけれど、大幅には減らないでしょう。

しかし、受注を希望する会社が増えることが予想されます。

そこで、競争に勝ち、公共工事を受注できるような「守る」戦略が必要です。

ISO9001に加えてISO14001を取得する

BCPを構築して、国土交通省に申請する

工事成績評定を上げ、技術提案、創意工夫で加点できるよう、勉強会を開催する

建設キャリアアップシステムを導入する

など公共事業の発注者が望んでいることに、積極投資するのです。

実際に、ハタ コンサルタント株式会社には、ISO取得コンサルティング、

BCP構築コンサルティングの依頼や、工事成績、

技術提案の勉強会開催依頼が急増しています。

自社の状況にあった戦略を立案し、早急に実践しましょう。

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【編集後記】
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本日6月1日(月)に私は社内にドラを鳴らしました。

コロナ禍に配慮しながらも、「攻めろ」と。

それこそが、経済復興の一助になると信じ、

アクセルを開きます。