一流の技術者になるための近道はアウトプットだ【がんばれ建設1554】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年6月2日
NO1554
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今日の一言
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
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「インプット」と「アウトプット」どちらが
重要でしょうか。
それは、やはり「アプトプット」です。
自分の考えで話をすることや行動することができるなど、
自らの知識や足でアウトプットができる人間が、
この先の時代を生き残れる人間になります。
ほとんどの人は、アウトプットをしようとすると、
まずはインプットからはじめます。
「インプット→アウトプット」という順番です。
たしかにこれは定石です。
でも、十分なインプットを最初にしてしまうと、
「勉強をする」「本を読む」「セミナーを聞きに行く」といった、
知識をためこむことばかりを一生懸命行ってしまい、
アウトプット、つまり行動に移すまでに時間がかかってしまいます。
そこで、大切なことはアウトプットを先に行うということです。
思いついたら、まず行動に移す。
そして、走りながら、足りない部分をインプットするのです。
つまり「アウトプット→インプット」の順番で、物事を行うわけです。
例えば、「話す・書く」技術を伸ばしたいなら、「人に教える」のが一番です。
部下や後輩に教えること、話したり書いたりする技術は、
飛躍的に伸びていきます。
このとき、知識が10でないと、人に教えてはいけないというわけでは
ありません。
知識が1身についたら、その1を人に教えるアウトプットをすることで、
あなたのスキルは1以上になります。
もし、自分の知識が1以上なら、それを教えれば、
あなたのスキルは2,3へと上がります。
このように「話す・書く」のスキルを上げたいなら、
知識の量にかかわらず、臆せずアウトプットすることです。
コミュニケーション能力を上げたいという人は、
コミュニケーションの本を読むよりも、
一人でも多くの人と面談することが重要です。
文章を上手く書きたいという人は、
毎日、日誌を書くことがよいでしょう。
精神力を高めたいという人は、毎日のトイレ掃除がもっとも効果があると、
イエローハットの創業者 鍵山秀三郎さんはじめ多くの方が言っています。
「千日の稽古(けいこ)を鍛(たん)とし、万日の稽古を錬(れん)とす」
という宮本武蔵の有名な言葉があります。
千日は約3年で、万日は約30年です。
一流の施工管理技術者になるためには、場数を踏むしかありません。
しかも、条件の悪い工事を担当することが、
もっとも一流になるための近道でしょう。
アウトプットを先にする習慣を身につけたいものです。
『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』
金川顕教著(SBCreatve)を一部参考にしました。
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【編集後記】
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本日は、技術提案力を向上させるための
オンラインセミナーです。
多くの方に参加していただけるので、
気合いをいれて行います。