現場監督は職人の仕事を手伝って良いのか【がんばれ建設1558】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年6月8日
NO1558
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今日の一言
「新入社員の不安を拭え」
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先日新入社員研修を実施していましたら、
受講生から質問を受けました。
「現場で職人から、『工具を取ってきてくれ』とか、
『作業を手伝ってくれ』と言われることがあります。
それは、施工管理技術者の仕事ではないと思うのですが、
どの程度手伝えば良いのでしょうか」
という内容でした。
私は次のように答えました。
「施工管理技術者の目的は、その工事の品質、
原価、工程、安全を守ることです。
職人の依頼ごとを実施しなければ、工程を守ることができない、
という場合は、手伝えばよいでしょう。
しかし、単に職人が楽をしたいだけで頼まれているのであれば、
技術者と技能者の行うべき事は異なるので断った方がよいです」
と。
元読売巨人軍の川上哲治氏は、その著、
『勝機は心眼にあり』に次のように書いています。
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監督ともなれば、やはり、模範を示さなくてはいけないんです。
自分が言ったことに対しては、同じように自分も実行していく。
しかし、やることが選手と違いますから、それを自分の職責の中で
やっていくわけです。
選手に「徹底してやれ」と言えば、自分は徹底して監督としての
仕事をやっていく。
やっている仕事そのものは違っても、それに徹底してやっていくという、
「やることそのもの」は同じでなくてはいかんわけです。
選手と一緒にやれることもあります。
例えば門限を守るとか、あるいはこういうことをしろ、
ということがあるでしょう。
これは、監督でもちゃんと守らなくてはいけない。
それでは、選手が自分の時間に、酒を飲まないとか、門限を守る、
などというような申し合わせたこともちゃんと守っているかどうかを
見定めるのには、どうするか。
人間というものは、心の内にあるものは外へ出るということがある。
だから、選手より先にグラウンドへ行って待っている。
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ここでいう「監督」とは、プロ野球の監督のことですが、
「現場監督」と読み替えても同じことだと思います。
新入社員といっても、現場監督であることは間違いないことなので、
現場監督としてなすべきことを意識して行うことが重要です。
4月に入社した新入社員は、上記のようなことも含めて、
不安に感じることが多い時期です。
精神的な不安が体調面に表れることもあります。
個人面談、昼食を一緒に取ることも含めて、注意をしてあげてください。
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【編集後記】
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今週も新入社員育成オンラインセミナーです。
今度はどんな質問があるのか、楽しみです。