コロナ禍に負けない建設会社の共通点【がんばれ建設1569】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年6月22日
NO1569
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今日の一言
「社員と技術を守れ」
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コロナ禍で売上を伸ばした企業を分類してみると、
3パターンに分かれます。
一つ目は、「どうしても必要なモノ」を扱う企業。
スーパーや薬局など自宅待機においても、
必要な商品を取り扱っている企業は、
売上を伸ばしています。
建設業でいうと、水道修理、保守点検など、
維持補修に関する業種がこれにあたります。
二つ目は「ネットショップ」。
実店舗に買い物に行けない分、ネットに消費者が流れて、
売上の伸びを見せて、多くの店舗が売上最高記録を更新しました。
建設業でいうと、いち早くオンライン営業や、
VR、ARによる内覧等に取り組んだ会社です。
そして、三つ目は、「ファン客」をたくさん抱えていた企業。
人が表に出歩かなくなり、偶然に立ち寄る客がいなくなったお店でも、
SNSやメルマガで情報発信をすることで、
ファン客が応援のために商品を買いに来てくれて、
売上をキープすることができました。
建設業でいうと、どうしてもA社に施工して欲しい、
Bさんに担当して欲しい、C大工に作って欲しいと
言われるような会社です。
つまり、コロナ禍でも強い企業というのは、
「商品力」「ネットショップ」「ファン客」という、
3つの軸のどれかを持っている企業であり、
この3つを全て持っていなかった企業が、
今回は苦戦を強いられてしまったんだと思います。
しかし、このうちの「商品力」と「ネットショップ」は、
たまたまコロナ禍によって市場に歪みが生じて、
お客様が流れ込んできただけの話なので、
戦略や売り方で業績を伸ばしたこととは、
ちょっと違ったりします。
それに対して、「ファン客」で売上を伸ばした企業は、
まさに地道にやってきた顧客の囲い込みの戦略と、
メルマガ、ブログ、ツイッターなどの情報発信が
功を奏したと言えます。
コロナ禍でたいへんなときに、「買ってください」とお願いして、
お客様が駆けつけてくれた企業ですから、
今までのブランディング戦略がうまくいっていたことは間違いありません。
また、お客様に届ける「ニュースレター」等の情報発信が
常日頃からできていたからこそ、ピンチの時にお客様を動かす集客が
実現できたんだと思います。
このような情報発信とブランディングがうまい企業は、
今後、どんな非常事態が発生しても、お客様が守り続けてくれるので、
息の長い商売ができるでしょう。
そう考えると、新型コロナウイルスの第二波、第三波の対策は、
「ファン客を守り、増やす」
ことです。
では、どうすれば「ファン客」が増えるか。
それは、顧客と接する人材を育成するしかありません。
さらには、品質・原価・工程・安全・環境レベルが高まるような
技術力を向上させることでしょう。
「竹内謙礼の「ボカン」と売れるネット通信講座」を一部参考にしました。
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【編集後記】
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日曜日は、サッカーの練習日でした。
80歳以上の方は金色のパンツ、70歳以上の
かたは銀色のパンツをはきます。
そしてこれらの方々には、タックル禁止です。
元気に3時間走り回っている姿を見て、私も
80歳までサッカーをし続けたいと思いました。