社長ブログ

技能者のレベルを見積価格に反映して技能者年収1000万円を目指せ【がんばれ建設1573】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年6月26日
NO1573

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今日の一言
「賃金目安」
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国土交通省は、専門工事企業が技能者の技能レベルを

見積価格に反映できるよう、標準見積書を改訂して

職長手当を別枠計上できるようにすると発表しました。

建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用した

「建設技能者の能力評価制度」で、レベル3・4の評価を受けた

技能者のマネジメントフィーを見積価格に盛り込みます。

まず、技能レベルに応じた「賃金目安」(年収ベース)をまとめた

7職種で、2020年度中に標準見積書を改訂します。

能力評価制度では、CCUSに登録した就業履歴と保有資格によって、

技能レベルを4段階で評価します。

国交省は、この技能レベルに応じた賃金が支払われるよう、

各専門工事業団体にレベル2~4の賃金目安をまとめるよう要請しています。

この要請に応じ、型枠、機械土工、内装仕上げ、建築大工、トンネル、圧接、

基礎杭の7職種が賃金目安を公表しました。

●各職種における賃金目安(年収)                                                                  

     レベル4    レベル3   レベル2

型枠   620~820万円 590~640万円 550万円

機械土工 700万円             600万円    400万円

内装仕上げ 840万円         700万円    560万円

建築大工 700~750万円   600~650万円 300~350万円

トンネル 1200万円 850~1100万円 500~750万円

圧接   840万円             720万円    480万円

基礎ぐい 620~723万円   576~673万円 344~462万円

賃金目安に応じた賃金の原資を見積価格に反映できるよう、

職種別の標準見積書を改訂します。

標準見積書は、法定福利費が元請けから適正に支払われるため、

2013年度から職種別に作成されたもので、

この中で自社雇用する職長クラス(レベル3・4)の職長手当を

「マネジメントフィー」として内訳明示できるようにします。

職長手当を反映した見積額を元請けが尊重し、

請負金額に盛り込む環境を整えます。

国交省は、賃金目安を公表した7職種の専門工事業団体、

元請け団体とともに「標準見積書改訂ワーキンググループ」を立ち上げ、

20年度中に7職種の標準見積書を改訂します。

この他の職種の専門工事業団体に対しても、賃金目安を設定した上で、

標準見積書の改訂を求めていく予定です。

私は、これまで多くの職人に出会ってきましたが、

余人をもってかえがたい優れた技能をもつ職人が多くいます。

そのような人たちには、年収1000万円を超える賃金を支払って

あげられるような業界にしたいと思っています。

ただ単に「大工」というだけでなく、レベル4の大工として

高給で働いてもらえるようにしたいものです。

建通新聞 6月13日記事を参考にしました。

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【編集後記】
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本日は蒸し暑いです。

こんな日は熱中症の要注意日です。

水分、塩分をしっかりとって、

体調を気をつけて、現場でがんばってください。