現場監督が顧客・近隣住民との距離を縮めるための3つのポイント【がんばれ建設1575】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年6月30日
NO1575
**************************************************
今日の一言
「「~と言えば」で話題を広げる」
*************************************************
建設技術者はコミュニケーションが苦手な人が多く、
どのようにして相手との距離を縮めるとよいか
悩んでいる人が多いです。
そこで、顧客や近隣住民とのコミュニケーションを
スムーズにする3つのコツを紹介します。
●効果的な「接続詞」を活用する
「○○さんってテニス10年もやられているんですか?
ということは(接続詞)、
学生時代からずっとテニスをやられているんですか?」
「そうすると(接続詞)、健康には結構気をつけているタイプですか?」
「ちなみに(接続詞)、他にも体を動かすことやられているんですか?」
「ということは」「そうすると」「ちなみに」、
これらはすべて話を進める接続詞です。
「最近現場が忙しくて~」と言われたときに、「
へ~そうなんですか」と、頷いて聞いているだけだと会話は終了します。
そこで、以下のように、話を進める接続詞を使って、
どんどん会話を引き出していきます。
「現場が忙しいのですね。
ちなみにどのくらい休んでないんですか?」
「もう7連勤ですよ~」
「そうなんですか~。
ということはあまり寝てないんじゃないですか?」
「そうなんですよ~。あまり寝てなくて~」
「そうすると、お子さんともあまり遊べてなかったりするんじゃないですか?」
「そうそう、全然遊んでなくて~」
●「~と言えば」で話題を広げる
「○○と言えば」を使うと、話題が広がります。
例えば近隣住民から、「庭の花が咲いたのよ」と言われたとします。
あなた「お花と言えば、今の季節はあじさいですね」
相手「あじさいの花言葉は「移り気」なのよ」
あなた「「移り気」と言えば、いろいろな色があるのですね」
相手「青とかピンクとか白があるわ」
あなた「ピンクと言えば、女性っぽいですね」
相手「ピンクのあじさいの花言葉は「元気な女性」なので、
母の日の贈り物にも最適なのよ」
「○○と言えば?」と質問されると相手も話しやすく、
雑談はスムーズに広がっていきます。
その場の状況に合わせた最適なネタで会話を広げてみてください。
●即答できる具体的な質問がよい
相手が即答できる具体的な質問を投げかけると話が盛り上がります。
逆に答えにくい質問だと空白の時間になってしまいます。
1)「最近忙しいですか?」という質問よりも、
「最近土日はお休み取れてますか?」
2)「趣味はありますか?」という質問よりも、
「休日によくやっていることってありますか?」
3)「何か体に気をつけていることありますか?」という質問よりも、
「最近、ジムとか行っていますか?」
4)「今夜何食べましょうか?」という質問よりも、
「今日の気分としては、サッパリした魚系ですか? ガッツリ肉系ですか?」
5)「最近何か勉強してますか?」という質問よりも、
「最近、施工管理技士の勉強をしていますか?」
6)「次回の打ち合わせの候補日をお知らせください」という質問よりも、
「●月●日か●日か●日で、都合のよい日程をお教えください」
一番いいのは、相手が「考えなくても反応レベルで答えられる」質問です。
アバウトな質問には、答えるために考えなくてはいけないため、
脳疲労を起こして居心地が悪くなります。
『雑談の一流、二流、三流』桐生稔著(明日香出版社)を一部参考にしました。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
本日は、挾土秀平さん講演会を開催します。
NHKプロフェッショナルで何度も観ている方ですので、
とても楽しみにしています。