社長ブログ

悩みがあるときは、じっとせずに現場を歩くとよい【がんばれ建設1592】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年7月28日
NO1592

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今日の一言
「まず行動」
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私は、年間1万人近い方と出会い、

研修やコンサルティングを実施しています。

その中で、悩みの相談を受けることがありますが

堂々巡りのように悩んでいる人が多いです。

工事現場では、どのように施工を進めれば良いのか

迷うことが数多くあるでしょう。

そのようなときには、脳の「ディフォルト・モード・ネットワーク」と

呼ばれる回路が活性化して、さまざまな「出口」を探し出そうとします。

この回路は、具体的な課題をこなしているときではなく、あれこれと迷い、

想像しているときに働くことが知られています。

ここで肝心なのは、ディフォルト・モード・ネットワークが

きちんと働くためには、具体的な行動や学習の積み重ねがないといけない

ということです。

実体験がないと、悩みの素材もないのです。

「悩む」ということは、つまりは自分のこれまでの情報を

整理するということです。

しかし、具体的な学び、仕事をせず、その記憶もなければ、

そもそも整理すべき素材がありません。

何もしないで悩んでいるだけでは、ぐるぐると同じところを

回ることになってしまいます。

時には、悩むことは必要です。

しかし、悩んでいるだけでは、前に進みません。

悩みから脱出するには、悩みとは直接関係のない具体的な行動、

経験という準備が必要です。

脳の働きから見て悩み解決のための手法は、

とにかく具体的な行動を優先することです。

測量、パトロール、資料作成、打ち合わせ、

資格試験の勉強など、行動を優先するのです。

事務所で机に向かって悩んでいるくらいなら、

現場を一巡して、職人と雑談している方がよいのです。

行動していると、脳の中に記憶がバラバラのまま蓄積してきます。

何かに集中していて、ふと気を抜いたり、散歩や

ランニングをしたりといった「すき間」に

脳はその整理を始めます。

そのときこそディフォルト・モード・ネットワークの出番なのです。

仕事がうまくいく人、多くを学ぶ人は、いつも何かに取り組んでいます。

よく学び、よく働く人ほど、人生の悩みをテンポよく、

意義あるかたちで深めることができます。

自分自身の悩みもそうですが、部下や後輩が悩んでいることもあるでしょう。

そんな時は具体的な行動を伴う仕事を指示するのがよいです。

「この書類をまとめよ」

「現場で出来形を測定せよ」

そして時には

「この勉強会にいってこい」

「異業種交流会に参加せよ」

などというのもよいでしょう。

行動をするなかで自分で解決策を見つけるものです。

プレジデント 2020年7月17日号

茂木 健一郎さんの記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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熱中症事故を聞くようになりました。

場合によってはコロナ禍よりも怖いかもしれません。

今日のように湿度が高いと危険度が増します。

くれぐれもご注意ください。