建設会社の魅力を高め採用力を上げる3つの方法【がんばれ建設1607】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年8月25日
NO1607
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今日の一言
「ICT、育成、新技術でブランディング」
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建設業の人手不足が顕著で、なかなか採用できないという声をよく聞きます。
若手の採用を進めるためには3つのステップが必要です。
1)待遇改善(給与、休日、残業)
2)会社の魅力を高める(商品力、顧客満足、従業員満足)
3)魅力を発信する
この中で難しいのは、会社の魅力を高め、それを発信することです。
会社の魅力のことをブランディングとも言います。
例えば、一方はよく知っている、イメージのいいブランドの商品で、
もう一方はよく知らない、ブランドのない商品。
この2つが並んでいる場合、どちらを買うでしょうか?
よほどのことがなければ、9割の人が前者を選ぶと思います。
安心できるとか信頼できるなど、理由はいろいろあると思いますが、
いずれにしても、前者を選んだのは、ブランドのある方に
「価値」があると認めたからではないでしょうか。
中身はまったく同じ商品なのに、ブランドと訴求(販売や広告などでの
打ち出し方)を変えて「価値」をしっかりと伝えただけで売上が何倍も伸び、
販売単価も上がったという商品が実際にあります。
デザインを変え、ブランドを変えたら売上が上昇したということは、
「ブランディングが9割」と言ってもいいはずです。
会社にブランド力があると、具体的には、次のようなメリットがあります。
◆価格競争をしなくていい
◆リピーターが常に指名買いしてくれる
◆お客さんが勝手に宣伝してくれる
◆取引先との交渉で有利になる
◆従業員も売りたくなる
◆採用が有利になる
では、建設会社ではどうすれば、ブランディングをして
魅力を高めれば良いのでしょうか。
まず1つ目に、ICTの活用です。
旧態依然とした建設会社の中で、現場で働く人が
タブレットを持ってGPSを活用して働く様子には魅力を感じます。
2つ目に、人材育成です。
「人が育つ」会社にすることです。
その会社に入ると、普通に仕事をしているだけで
1年経つと見違えるように成長した、ということです。
そのためには、教育システムや上司が
部下を現場で育てる意識が必要でしょう。
3つ目に、新技術、新工法の採用です。
いつも同じ工法で施工するのではなく、新たな技術や工法に
チャレンジする姿に人は魅力を感じます。
ぜひ、ブランディングを通じて、魅力ある建設会社を目指しましょう。
『ブランディングが9割』乙幡満男著(青春出版社)を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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本日は、午前と午後、2本のオンラインセミナーを
開催します。
カメラに向かって熱く語ろうと思います。