IT活用で現場の3蜜を回避し効率アップ【がんばれ建設1613】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月2日
NO1613
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今日の一言
「コロナ禍で現場革新」
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工事現場でのIT活用事例が増えています。
特にコロナ禍にあって、現場の3密を防ぐためにも
ITの利用は欠かせません。
●アンドパッドで3密回避
「アンドパッド」とは元請監督と協力会社の職長や職人が
現場情報を共有するアプリです。
図面や工程表、現場の写真などのデータをクラウド上に保存して、
登録した関係者が内容を確認できるものです。
職人が写真を撮影し、アンドパッドにアップすると、
現場での打ち合わせが不要になり、
管理者が現場に行く回数を減らすことができます。
●スマホで作業情報を共有
鹿島は、現場作業員に専用スマホを配付します。
その日の作業手順や危険な場所の情報をスマホのアプリを
介して提供することで、密集を避けられ、
新型コロナウイルス対策になります。
建機リース管理、作業の進捗管理のほか、作業員の位置を
立体図面上でリアルタイムで把握できるアプリの導入をすることで
現場の進捗状況をリアルタイムで把握できるように進めています。
●外壁診断でMR活用
長谷工コーポレーションはマンションの外壁タイルの打診検査で、
現実の映像とCG(コンピューターグラフィックス)を重ねて表示する
MRを活用し始めました。
MRとは現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノが
リアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する技術です。
作業員がヘッドマウントディスプレーを装着し、
建物の平面図や立体図を重ね合わせて表示しながら、
外壁にひび割れがないかなどの検査をします。
結果をその場でデジタル端末に入力すれば、
報告書として仕上がるというものです。
従来は2人で行っていた診断が1人ででき、
図化作業を大幅に短縮できます。
https://japan.cnet.com/article/35156348/
これらIT技術を活用して、コロナ対策、
そして、生産性向上につなげたいものです。
日本経済新聞 5月13日、8月27日の記事を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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久しぶりに大阪に行きましたら、
なじみのお店が閉店になっていました。
コロナ禍の影響だとしたら寂しいです。
なんとかがんばってほしいものです。