社長ブログ

一流の建設技術者と二流の建設技術者の見分け方【がんばれ建設1615】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月4日
NO1615

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今日の一言
「低姿勢が決め手」
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一流の建設技術者と二流の建設技術者の違いはなんでしょうか。

技術力やコミュニケーション能力はもちろん重要です。

しかし、それだけでは一流には慣れないと思います。

私は、これまで10万人以上の経営者や建設技術者に会ってきました。

不況にあっても利益を出している経営者、

どんな困難な現場でも原価と工期を守る技術者、

仕事をすれば必ずお客様より次のお客様を紹介してもらえる技術者、

いざとなったら多くの協力会社が助けに来てくれる技術者。。。

このような人たちの特徴は、普通の人よりも

「低姿勢」であることが多いのです。

イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんに

はじめて出会ったときのことです。

講演依頼をして、その主催者として挨拶をしました。

「はじめまして」と言って頭を下げました。

いつもより長く頭を下げたつもりだったのですが、

頭を上げるとまだ鍵山さんは頭を下げておられます。

慌ててもう一度頭を下げました。

これは友人のホテルマンに聞いた話ですが、

ユニクロ創業者の柳井さんがホテルに泊まったときのこと。

友人が部屋に案内すると柳井さんは

「すごい部屋ですね。私にはもったいないな」

とおっしゃったそうです。

日本を代表する経営者ですから世界中のホテルに泊まっていると思いますが、

そんな柳井さんからこのような謙虚なことばが出るとは本当に驚いたと

友人は話してくれました。

サイバーエージェント代表の藤田晋氏や、

マガジンハウスのライフスタイル誌「BRUTUS」編集長の西田善太氏。

芸能人や政治家なら、関根勤氏やうつみ宮土理氏、馬淵澄夫氏、

細野豪志氏など、どの方も本当に物腰柔らかい、丁寧な人ばかりだそうです。

一方で、不快な思いを強いられたり、無礼な対応をされた相手は、

今回紹介したような人よりもむしろ格下の人が多いようです。

要するに「中途半端な地位にもかかわらず、調子に乗ってしまった連中」です。

施工管理技術者は、現場監督などと呼ばれ、

ともすると偉くなったような気がしてしまいます。

私が現場で働いていたときも、協力会社の社長に

ちやほやされたことと思い出します。

監督さんなどと呼ばれ出すと、いきなり威張りだす人が多いのです。

しかし、協力会社の方々も、近隣住民の方々も

そして、お客様もその様子をよく見ています。

そして内心軽蔑しています。

どんな時も低姿勢であったほうが人に好かれるものですし、

大物になった後も低姿勢であり続ければ、

それだけで見る人は評価してくれるのが世の常です。

一流の技術者になるためには、自分のスキルを磨くことも大事ですが、

低姿勢であることも必要なスキルでしょう。

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【編集後記】
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秋開催セミナーのお申し込みが多く、

事務所がてんてこ舞いです。