定年後も会社に残って欲しいと言われる人の特徴とは【がんばれ建設1616】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月7日
NO1616
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今日の一言
「学び続ける」
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技術者は学び続ける必要があります。
常に新しい技術や工法を知り、現場で実践する必要があります。
さて、人はなぜ、学ばないといけないのでしょうか。
自分が現場が上手くいかなかったり、人間関係など苦難にぶつかったとき、
「学び」は役立ちます。
ソクラテス、孔子、ブッダなどを知っていれば、
後ろから、そうした偉人たちの囁きが聞こえてくるはずです。
歴史を学ぶと、過去にこんな苦労した人たちがいたということを知るだけでも、
苦労を乗り越えられます。
通常、人は60歳あるいは65歳で一線を退く年齢を迎えます。
そのときに、会社や後輩から「ぜひ定年後も会社に残って欲しい」と
言われる人は学び続けている人です。
豊富な過去の経験とともに、常に新しい技術を得ようとしている人は、
会社にとって財産でしょう。
「私は歳だからICTは無理」だとか、「新たな資格を取るのは難しい」などと
いう人には、会社に居続けて欲しくありません。
若手の中に、「なかなか仕事を覚えられません」とか
「私にはこの仕事は向いていないかもしれません」
などと言う人がいます。
吉本隆明さんはその著氏「ひきこもれ/だいわ文庫)」にて
次のように言っています。
技術や知識を身につけるためには何でも、10年やるのが大事です。
10年やると、何でも物になるのです。
熟練した職業人になるには、少しゆるんでいても、持続力があればいい。
のんびりやろうが、普通にやろうが、急いでやろうが、
とにかく10年という持続性があれば、かならず職業として成立します。
面白くても面白くなくても、コツコツやる。
必死でがんばらなくったっていのです。
ひきこもってもいいし、アルバイトをやりながらでも何でもいいから、
気がついた時から、興味のあることに関して
「手を抜かず」ということをやっておく。
何はともあれ、熟練に向けて何かを始めるところに
こぎつければこっちのものです。
と吉本さんは主張しています。
そして、一人でまとまった時間を過ごすのがとても大事で、
「一人で過ごす時間が“価値”を生み出す」
とも指摘しています。
いくつになっても学び続ける人には、豊かな人生が待っています。
『斎藤孝式 “学ぶ”ための教科書』齋藤孝著(辰巳出版)を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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