社長ブログ

部下をつぶす上司、ワーストランキング【がんばれ建設1619】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月10日
NO1619

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今日の一言
「グレー上司からブラック上司まで」
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新入社員を入れてもすぐに辞めてしまう、という悩みをよく聞きます。

その原因は、新入社員ではなく、多くの場合、迎え入れる上司の側にあります。

ブラック上司だけでなく、部下を腐らせてしまう、

グレーな上司が増加しています。

困ったことに、有能な人材だからといって優秀な上司になれるとは限りません。

有能だからこそ、部下の仕事を根こそぎ奪ってしまう者もいれば、

かわいい部下以外は「その他大勢」としてつぶしにかかるような者もいます。

その《危険レベル》でグレーからブラックまでを7段階に分けてみました。

(1)部下を育てる意欲も能力もない=≪危険レベル1≫

部下はいらないと考える上司。

管理職になどなりたくないのになってしまった、

部下を押し付けられてしまったと嘆く人。

それでも人を育てる最低限の能力を備えていれば、

それなりに対応して役目を果たすが、

意欲も能力も欠けていれば「放任」となる。

そのような上司からは、多くの場合、同じような人材しか育たない。

(2)会社や部下の文句ばかりをいう=≪危険レベル2≫

自分が属する会社や組織、ついでに部下たちの文句ばかりを口にする上司。

建設的な批判ならよいが、たいていは陰口めいた陰湿なぼやきやグチで、

こうした癖はまわりに伝染するのが怖いところだ。

毎日のように聞かされていると、部下の心は腐ってしまう。

このような上司がいる部署は、当然のことながら組織全体の

モチベーションも業績も悪い。

(3)その場そのときの気分でいうことが違う=≪危険レベル2≫

この傾向は誰にでも多少は認められるものだが、

一貫性がまったくないというのでは、どう対処すればよいか、

部下の側が疲れてしまう。

部下たちは常に上司の顔色をうかがっている。

こういうムダなところに労力をつかわせる上司の罪は重い。

コミュニケーションが不全の職場に多いのはこのタイプの上司だ。

(4)部下の意見や提言を無視する=≪危険レベル3≫

部下の意見を必ず取り入れなければならない、ということではない。

上司に必要なのは独善に陥らないことであり、

部下の意見に耳を傾ける謙虚な姿勢を見せることだ。

それを踏まえたうえで、「衆知を集めて独断する」なら問題はない。

しかし、現実には、部下が意見をすると自分に刃向かったかのようにとらえ、

逆上する上司がいる。

自分の能力不足を自覚して、いつも臨戦態勢を敷いているような人物だ。

部下の能力の芽を摘み取るリスクが高い。

(5)自分の好みで部下を選別・排除する=≪危険レベル4≫

自分の意に沿わない部下に対しては評価を低くし、

ときには排除しようとする。

裸の王様あるいは暴君となる確率が高い。

こういう上司のもとに配属された部下は悲劇である。

淘汰された結果は、上司にとって都合がよいイエスマンばかりとなり、

短期的な業績は悪くなくても、長期的には致命的なリスクをかかえる。

(6)ハラスメントによる事件を起こす=≪危険レベル5≫

セクハラ、パワハラだ。

パワハラというと、「上司が部下に対して行ういじめ」と

アバウトに理解されがちだが、それだけではない。

注意したいのは、「人間関係などの職場内の優位性を背景に、

業務の適正な範囲を超えて~職場環境を悪化させる行為」だ。

(7)部下を不正に巻き込もうとする=≪危険レベル∞≫

これが最悪だということは誰にでもわかるだろう。

不正経理や横領、詐欺など、不祥事の大半は、

それなりの立場にある者によって行われるのが通例だ。

若手であれば責任や権限がないため、大きな不正は犯しにくい。

それなりの立場にある者が不正に手を染めるとき、

自分ひとりではなく、部下を巻き込むケースがしばしば見られる。

巻き込まれるのは、当然のことながら上司に従順なタイプの部下だ。

ノーといえない性格に付け込まれ、加担させられる。

よく「上司は背中で語れ」といいますが、それは職業人としての情熱が

その人なりの流儀となって表れ、背中にまで雰囲気が漂うことを指します。

それが部下に対して、無言のうちに範を示すことにもつながります。

部下に示すことのできるような情熱や志といえるものを

自分はもっているだろうか。

そんなふうに振り返ってみて、「イエス」と答えられるなら、

その人は上司になる基本的な資格を有しているといってよいでしょう。

グレーでもブラックでもないホワイトな上司になって、

苦労して採用した新人を育てたいものです。

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【編集後記】
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このところオンラインにてセミナーを開催することが多いのですが、

その理由はコロナ禍だけでなく、経費削減という場合があります。

これまで全国の技術者を東京に集めて研修をしていたが

交通費、宿泊費が多くかかっていました。

それをオンラインセミナーにすると経費削減になるといいます。

アフターコロナでもオンラインセミナーが増えそうです。