協力会社に問い合わせないと工程、予算を作れない技術者は二流【がんばれ建設1620】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月11日
NO1620
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今日の一言
「歩掛かりを知る」
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工程を引いたり、予算を作成する際に、協力会社に問い合わせないと
工程表や予算書を作成できない技術者がいます。
それでは一流の技術者とは言えません。
一方、この型枠工事の単価は・・・円、この鉄筋工事の単価は・・・円、
とすぐに単価で話す人も一流とは言えないでしょう。
一流の技術者は、工程や原価を考えるときに
歩掛かりを元に考えます。
土工事のような繰り返し作業であれば、歩掛かりよりも
1作業当たりのサイクルタイムが重要です。
現場と図面を見て、
「この型枠工の歩掛かりは10m2/人日だな」
とか
「この鉄筋工の歩掛かりは0.8t/人日はいけるぞ」
とか
「この掘削積込工でのバックホーのサイクルタイムは60秒程度だな」
などと言える人が一流です。
入社3年目程度の若手技術者にはそろそろ工程や予算を
作成してほしいものです。
そのときには、単価を教えるのではなく、
歩掛かりを教えて欲しいのです。
労務単価、材料単価、機械損料は物価版を見ると分かりますが、
歩掛かりは現場と図面を見て技術的判断をする必要があるのです。
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【編集後記】
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週末はオンラインで講演会を受講することと
サッカー2試合です。
頭と体を鍛えます。