社長ブログ

500gのアシストスーツで作業の負荷軽減【がんばれ建設1628】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月29日
NO1628

**************************************************
今日の一言
「腰痛防止」
*************************************************

「スコップ掘り」の負荷を軽減、わずか500gのアシストスーツ

建設業の現場で働く人は、腰痛持ちが多いです。

私が現場でヒアリングした限りでは8割ほどの方が腰に痛みを感じています。

その負担を軽減するために「アシストスーツ」が開発されています。

これはもともと介護の現場で、介護者がお年寄りや障がい者の

お世話をする際、腰を痛めがちなので、それをサポートする器具として

開発されました。その技術を建設工事現場にも生かそうとするものです。

一方、アシストスーツそのものが多く、腰道具や安全帯を装備した

技能者にとって、逆に負担にもなっていました。

清水建設と医療用品メーカーのダイヤ工業(岡山市)は、

スコップで土を掘る負荷を減らすアシストスーツ

「ワーキングアシストAS」を開発しました。

モーターや空気圧など動力を使わず、スコップで土砂をすくうときにかかる

筋負担をゴムの伸縮で軽減します。

人力掘削の作業補助に特化したアシストスーツは珍しいです。

このアシストスーツはベスト型で、

腰回りと胸回りのベルトを締めるだけで着用できます。

ベスト背面のゴム製の生地と、利き腕の肩と反対側の腕を結ぶ

「肩腕ゴムベルト」がアシスト機能を発揮します。

作業員が前かがみで土砂をすくおうとすると背面の生地と

肩腕ゴムベルトが伸び、続いて土砂をすくい上げると

ゴムが縮むため作業負荷が軽減されます。

重量は約500gと、電力を動力源とする

一般的なアシストスーツの約8分の1です。

掘削作業の機械化が進んでいますが、

人手に頼る場面は多く残っています。

例えば、ガス管や水道管など地下埋設物の位置、

深さを確認する試掘です。

機械で掘削すると地中にある埋設物を破損する危険性があるため、

人力で掘削することが多いのです。

このアシストスーツは販売価格は3万3000円。

数十万円を超える一般的な電動アシストスーツと比べて、低めです。

詳しくはこちらをご覧ください

https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2020/2020017.html

日経クロステック/日経コンストラクション(2020.09.14)記事を

一部参考にしました。

*************************************************
【編集後記】
*************************************************

昨日は講演用動画収録をしました。

60分の動画作成を依頼され、その時間に合わせて

収録しました。

その結果、収録時間は59分。

あまりにぴったりの時間配分に自分でも驚きました。

多くの方に観ていただけること期待しています。