社長ブログ

「若手と言葉が通じない」という前にリーダーが心得るべきこと【がんばれ建設1629】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年9月30日

NO1629

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今日の一言
「尊敬されるリーダー」
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若手とうまくコミュニケーションができないという声をよく聞きます。

そのために、若手が辞めてしまったり、

仕事がうまく進まなかったりしています。

では、どうすればよいのでしょうか。

●コミュニケーションが上手くいかない3つの理由

上司と部下のコミュニケーションがうまくいかないのは3つの理由があります。

・距離的ギャップ

上司と部下の物理的距離が離れていることです。

特に経営者、幹部は電話やメールだけでなく、頻繁に現場に行くべきでしょう。

・技術的ギャップ

上司と部下の技術レベルが異なることです。

レベルが違うと、通常通じることばが通じなくなります。

相手の技術レベルに合わせたことばを使うべきです。

・人的ギャップ

世代、年齢の違いによる価値観が異なるため、

ことばが通じないことがあります。

今どきの若者は、、、などと言わずに、

価値観が違うことをまずは知っておくべきです。

●情報伝達の4つの視点

情報を伝える際、4つの視点を持つ必要があります。

1)情報の内容が適切であること

間違いのない情報を伝える必要があります。

ついうっかり誤って伝達した、が度重なるとリーダーとは言えません。

リーダーは何気ない言動をしてはいけません。

2)情報の量が適切であること

一度に大量の情報を提供すると、受け手はどのように対応すれば良いのか

分からなくなります。

何度かに分けて伝える等の配慮が必要です。

3)伝達のタイミングが適切であること

相手の状況に合わせて伝える必要があります。

多忙な時、現場に出ているとき、打ち合わせ時に連絡をしても通じません。

まして休日や夜間にメールや電話することは厳禁です。

4)伝達の方法が適切であること

伝え方には口頭、メール、文書等の方法があります。

相手が好む方法で伝えるべきでしょう。

また口頭だけでなくメールを併用するなど、

ダブルコミュニケーションも重要です。

●尊敬されるリーダーの言動とは

情報がうまく伝わるかどうかはリーダーの資質によります。

尊敬していない人からの情報は受け付けられないからです。

尊敬されるリーダーの5条件です。

1すごい

まずは仕事ができることが重要です。

また必要な資格を持っていることも必要です。

仕事ができず、資格も持っていないリーダーの言葉を

部下は受け入れられません。

2ありがたい

面倒見がよいことです。

困ったときに助けてくれることです。

協力会社や顧客との交渉に同席してくれる、

図面作成を手伝ってくれるーなどです。

困っているときに電話1本くれることも、

部下にとってはとてもありがたいものです。

3すてき

身だしなみがリーダーにふさわしいことです。

作業着のズボンに折れ目がついている、

ポケットにやたらものが入っていない、

時にはビシッとスーツを着ているなども重要です。

また、言葉遣いがいつも前向きで、愚痴や不平不満を

決して口にしないことも部下は素敵だと感じます。

4ぶれない

言動がぶれていないことです。

時と場合によって言うことが変わる上司は尊敬できません。

ドラマ「半沢直樹」に人気が集まっているのは、

半沢直樹の言動ががぶれないことも一因だと思います。

5こわい

時には叱ってくれることです。

過去を思い返せば、今の自分があるのは、過去に叱ってくれた両親、

先生、そして上司がいたからでしょう。

そんな記憶に残る叱り方をしたいものです。

自らのコミュニケーションの方法を振り返り、

しっかり伝わる伝え方を身につけましょう。

PHP『プレイングマネジャーの仕事術』を

一部参考にしました。

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【編集後記】
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昨日は大手繊維メーカーの研修を実施しました。

多くの建設資材を作っておられるのですが、

建設会社にその情報が伝わっていないようです。

よい商品や素材が多いので、

今後、皆様にもお伝えしていきます。