ICT、多能工の推進企業に国土交通省が最大400万円の支援【がんばれ建設1636】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年10月9日
NO1636
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今日の一言
「生産性向上の鍵はICTと多能工化」
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働き方関連法が建設業に適用されるのは2024年。
そうなると残業時間は月45時間、年間360時間に制限され、
それを超えると罰金刑となります。
一方、人手不足のため少人数で現場をこなさないといけない現状があり、
困っている建設会社が多いでしょう。
そうなると生産性を向上させる必要があります。
その鍵はICTと多能工の活用です。
ICTといっても、ICT土工などの施工方法のICT化ではなく、
施工管理のICT化を進める必要がまったなしです。
例えば、ウェアラブルカメラやタブレット、ロボット、AIなど、
建設現場における遠隔・無人での施工管理を行う取組が欠かせません。
また、多能工化は、専門工事業の生産性向上策ととらえられがちですが、
専門工事業が多能工化を進めると、元請会社には以下のメリットがあります。
・今まで複数業者に分けて発注していたところが1社への発注でよくなり、
見積もり、発注業務が簡素化する
・業者数が減ることで、工程管理、原価管理を効率化することができる
・相対する職長の数が減り、メール、電話の回数が減る
さて、国土交通省では、この動きを加速させるために、
「ICTを活用した施工管理モデル事業」および、
「多能工化推進モデル事業」を推進しています。
民間発注工事の現場において、ICTを活用して施工管理の効率化を
図る取組(公共工事は不可)を推進すると
400万円を限度に支援を受けることができます。
また、元請・上位下請企業が、専門工事会社と協力して多能工化を推進すると、
100万円程度を上限に支援を受けることができます。
締切日は10月30日(金)です。
ICT、多能工化を推進して、生産性を向上させようとする
前向きな建設会社にはお勧めの内容です。
●モデル事業の詳細はこちら
https://www.kensetsu-kikin.or.jp/management/seisansei/model.html
●モデル事業のQ&Aは下記をご覧下さい
https://www.kensetsu-kikin.or.jp/management/seisansei/images/model_qa.pdf
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【編集後記】
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昨日の夕食は出前館でした。
Uber EATSを使ったことはありましたが、
出前館を使ったことがなかったので初使用でした。
とても快適でおいしいお食事でしたが、
配達の方の雨に濡れた姿には申し訳なく感じました。