現場が行き詰まったときに建設技術者が持つべきものとは【がんばれ建設1640】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年10月15日
NO1640
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今日の一言
「レジリエンス」
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「ブラックスワン」という、言葉があります。
「ブラックスワン」とはスワン(白鳥)に対して
黒鳥のことを言いますが、
マーケットにおいて事前にほとんど予測できず、
起きたときの衝撃が大きい事柄のことをさします。
まさに現在のコロナ禍は「ブラックスワン」です。
トム・ピーターズは『エクセレントな仕事人になれ!』にて
「ブラックスワン」が起きたとき、
それを乗り越えるのに必要な資質は、
「レジリエンス」(回復力)だといいます。
あなたはいくつ当てはまるか、考えながら読んでみてください。
●落ち着いている
●自分をよく知っている(ピンチでもうろたえない)
●ユニークで幅広い経験がある
●適度の混乱を好む(文字通り混乱した状況になると「目が輝く」)
●幅広い人脈を築ける
●エネルギッシュである
●ユーモアのセンス(緊張が高まっているときには、極めて重要な資質だ)
●高い共感力(人間的な思いやりがあるということ)
●「冷徹さ」(難しい決断を即座に一人で下す能力が必要になる)
●決断力があるが、頑固ではない
●個人としてもチームの一員としても優秀である(完全な両立は不可能だが、
二つの資質をある程度まで兼ね備えている)
●組織の命令系統とその重要性を理解している(同時に、必要とあれば、
それを無視する柔軟性もある)
●風変りなアイデアの持ち主を評価するが、全体としては「実践」を重視する
●常に希望を忘れない
建設工事現場においても、予期せぬことが起きることはよくあることです。
そんなときに最も重要な資質の一つが「レジリエンス」です。
現場で、予算が守れない、工程が遅延する、事故が起きた、など
幾多の困難が押し寄せ、想定外の出来事も起こるでしょう。
それらに打ち負かされず、あきらめずに何度でも立ち上がっていける資質が
「レジリエンス」です。
コロナ禍にも、現場の危機にも負けない強い「レジリエンス」を
持ちたいものです。
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【編集後記】
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昨日は、健康診断を受けました。
昨年との比較では大きな変化はなく、安心しました。
サッカーを毎週やっているせいか、
筋肉量が少し増えていたことが、うれしかったことです。