新入社員と若手社員、同じように育てると辞めてしまう!?【がんばれ建設1644】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年10月21日
NO1644
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今日の一言
「丹精込めて育てよう」
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4月に新入社員を迎えるという建設会社も多いことでしょう。
特に、今年は、コロナ禍の影響で大手が採用を手控えたため、
中小建設会社から数年ぶりに採用できた、
という報告を多く受けました。
そこで、重要なのは、久しぶりに採用した新人をどう育てるか、
ということです。
数年ぶりに採用したということは、新人を迎える上司、
先輩は初めての部下、後輩ということになります。
上司が部下に接するときの方法には4つのパターンには4つあります。
(1)指示命令型
(指示は多く、支援は少なめにする)
「まだ仕事を覚えていない新人」に対して、
どんな仕事をしてもらうかを上司がすべて決め、
具体的かつ明確な指示を与える。
新入社員にはこのパターンで対応する。
指示はできるだけ細かくすること。
「現場合わせで」は新入社員が悩んでしまうので禁句だ。
(2)コーチ型
(指示は多く、支援も十分行う)
「担当業務はこなしているが、まだ経験不足なメンバー」に対して、
やるべき仕事は上司が決め、責任も負うが、
十分に話し合ってやる気と自信を持たせるようにする。
入社2~3年の部下に対する接し方。
できるだけ早く1人で現場を担当できるように育てることが重要だ。
ここでしっかり指示と支援をしないと、辞めてしまうので要注意。
(3)支援・サポート型
(指示は少なく、支援は十分行う)
「業務の知識があり、後輩の指導も行えるが、
まだ大局的な判断ができない社員」に対して、
よく話し合いながらやるべきことを一緒に考える。
しっかりサポートをして不安を解消する。
入社5~7年の新任現場責任者への対応方法。
一通り現場管理はできるが、クレームや協力会社とのもめ事等には、
上司が積極的に支援する必要がある。
支援をする場合、早期に行わないと、
担当現場がメチャクチャになってしまい、
収拾に時間がかかってしまう。
(4)委任型
(指示は少なく、支援も少なくする)
「現場代理人」に対して、上司は基本的に問題提起のみを行い、
どんな仕事をするのか、どうやって課題を解決するのかは、
すべて本人に任せる。
入社10年選手への対応方法。
基本的には現場業務を任せてもよいが、逆に慣れによる手抜きや、
協力会社とのなれ合いなどの不祥事の発生に
気をつけなければならない。
指示も支援も少なくなるが、一方、任せっぱなしでもよくない。
コンプライアンス上の問題が発生しがちなのはこの年代だ。
4つの年代に分けて、建設技術者への対応方法を記載しました。
大切なことは個別対応すること。
丹精込めて育ててこそ、会社にとっての人財となります。
PHP 森末祐二著「プレイングマネジャーの仕事術」を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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本日から2日間、技術提案セミナーを
オンラインで行っています。
皆さん熱心に参加されています。
評価の高い提案書を作成することで、
受注を伸ばすことができるよう、がんばります。