現場のリーダーはトイレットペーパーを確認せよ【がんばれ建設1646】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年10月23日
NO1646
**************************************************
今日の一言
「神は細部に宿る」
*************************************************
釘(くぎ)がないので
蹄鉄(ていてつ)が打てない
蹄鉄が打てないので
馬が走れない
馬が走れないので
騎士が乗れない
騎士が乗れないので
戦いが出来ない
戦いができないので
国が滅びた
すべては蹄鉄の
釘がなかったせい
有名なこのマザーグースの歌は、ごく小さな問題が
重大事を引き起こす様をうたったものです。
これを建設現場に当てはめると次のようになります。
トイレが汚れているので
気持ちよく働けない
気持ちよく働けないので
人が集まらない
人が集まらないので
工期が遅れる
工期が遅れるので
現場で利益がでない
現場で利益がでないので
会社が傾いた
すべてはトイレが
汚れたいたせい
最終的な成否を左右するのは、たくさんの小さなことです。
リーダーは、小さなことまで感じられなければならないのです。
現場代理人になると、周りの人から監督さんとよばれ、
ちやほやされることもあります。
そうなればなるほど、現場でなにが起きているのか、
確認する必要性が高まります。
現場では安全や品質を確認することは当然のこととして、
トイレットペーパーが不足していないか、
鏡が割れていないか、などもチェックします。
なにか不具合がある場合、だいたい、現場の雰囲気が
悪くなっている可能性があります。
「神は細部に宿る」という言葉があります。
もともとは建築デザインからきている言葉ですが、
建築のディテール(細部)こそが大事であり、
それが美につながる、といった意味です。
小さなことを常にチェックし、
細部を大事にする建設技術者でありたいものです。
『リーダーを目指す人の心得』コリン・パウエル著(飛鳥新社)を
一部参考にしました。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
今日からあすまで沖縄で研修を行います。
沖縄の皆さんが少しでも成長されますよう
がんばります。
*************************************************