社長ブログ

現場で運がいい人のたった一つの習慣【がんばれ建設1655】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年11月9日
NO1655

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今日の一言
「和顔愛語」
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先日研修にて、「成果を出す現場代理人とは」という

問いかけしましたら、「運がいい人」という回答がありました。

確かにコンクリートを打設する日に晴れたり、

住民感情のよい現場を担当したり、

発注者の予算に余裕があり設計変更を認められたり、

というような運が、現場の成果を決めることは確かにあります。

では「運がいい人」になるにはどうすれば良いのでしょうか。

『科学がつきとめた「運のいい人」』にて、

脳科学者の中野信子さんは、

「運のいい人は品のある行動をとる」

と言っています。

常日ごろ、品のある行動を心がけることで、

これが「ここぞ」という勝負のときに効いてくる場合があります。

たとえば、

ドアの開け閉めを静かに行う

お店で支払いをするとき、ていねいにお金を扱う

やむをえず車のクラクションを鳴らすとき、

何度もしつこく押さないようにする

親しい人にもていねいな言葉遣いで話す

このような、日常生活のあらゆる所作に

品があるかどうかを意識するのです。

というのは、品のある行動がよい結果を生む場合が

少なくないからです。

たとえば、部下に仕事を頼むとき、上司に休暇願いを出すとき、

近隣住民に騒音を我慢してもらうとき、

発注者に設計増額をお願いするとき、

自分が有利になるように、先手を打って勝とうとするのではなく、

社会性のある品のよい行動で最終的なお互いの利益を狙うのです。

突然、上司から「あすまでに図面書いてくれ」と言われると、

いくら部下でもムッとしてしまいます。

「申し訳ないけれど、この図面、明日までに書いてくれないかなあ。

 協力会社の職長が、君が書いた図面がわかりやすくていい、というんだよ」

このようにていねいに言われたら、やってやろうという気になるものです。

乱暴な言動よりも、品のある言動のほうが、人の心を動かすのです。

その結果、その人を応援しようと感じ、

結果として「運がいい人」になるのでしょう。

では、なぜコンクリート打設の日に、運がいい人は晴れるのか。

それは、品のいい言動を神様が見ているからです。

「和顔愛語」(わげんあいご)という仏教の言葉があります。

なごやかで笑顔をたたえた顔と、

愛ある言葉、思いやりのあるやさしい言葉で人に接するということ。

いつも、しかめっ面で不機嫌な人に、運がいい人を見たことがありません。

人が離れていくからです。

反対に、「和顔愛語」の人には、魅力があり、

人が集まり、運も集まってきます。

どんなときも、品のある行動をとることができる人でありたいものです。

『科学がつきとめた「運のいい人」』中野信子著

サンマーク文庫を一部参考にしました。

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【編集後記】
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きょうは社内で月刊誌「致知」の勉強会でした。

事前に読んだ記事5つを社員さんが発表する

というものです。

今日は「根を養う」がテーマでした。

今のたいへんな世相のときこそ、

根を養うことの重要性を強く感じました。

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