社長ブログ

国土交通省が進めるインフラDX(デジタルトランスフォーメーション)とは【がんばれ建設1656】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年11月11日
NO1656

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今日の一言
「専門工事会社のICT」
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デジタル技術を駆使して業務や働き方などの改革を目指す

国土交通省の施策「インフラDX(デジタルトランスフォーメーション)」が

動き出しました。

国交省が部局を横断して取り組むインフラDXでは、

国民へのサービス向上や建設業界の労働環境の改善、

職員の働き方改革などを目指して様々なデジタル技術の

公募や開発、実証、導入を進めます。

テーマの1つがロボットや人工知能(AI)の活用です。

・無人化・自動化施工の技術開発の促進

・パワーアシストスーツの活用

・コンクリート構造物の写真からAIでひび割れを検知する技術で

 点検技術者を支援

インフラに関するデータの活用にも力を入れます。

3次元データを手軽に取得できるドローンや

地上型レーザースキャナーの活用を土工のみならず、

コンクリート構造物の出来形管理への適用を目指しています。

さらに、目視に頼ることが多かった点検や維持管理の分野でも

DXを推進します。

例えば、人工衛星が取得した地表の画像から、

災害時に被災状況を調査する技術や、

道路のパトロール車に積んだカメラの映像から、

舗装の損傷を検知する技術などです。

現在私は、国土交通省関係のある委員会にて、

ICTを推進する活動をしていますが、

元請会社のみならず、専門工事会社や建材会社にも

ICTがひろがりつつあることを実感しています。

アンカー据え付け精度をレーザースキャナーで向上させる

ドローンによりビニールハウスを災害から守る

外国人技能実習生へのICTによる教育支援

などです。今後の広がりに大いに期待します。

インフラ分野のDXについて、詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.mlit.go.jp/common/001368784.pdf

日経クロステック 10月26日記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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ベトナム人高度人材(技術者)の日本における

活躍の舞台がいよいよ広がってきました。

ベトナムではコロナ禍の影響が

比較的小さかったこともあり、

採用を考える建設会社が増えています。

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