トンネルの先には必ず光がある【がんばれ建設1660】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年11月17日
NO1660
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今日の一言
「貫通」
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私は、30歳代のころ、静岡県大井川最上流部にて
地下室水力発電所の導水管路を作るため、斜坑(トンネル)を掘削しました。
50度程度の勾配があったため、アリマッククライマーという設備を使って
足場を確保しながら掘りました。
断面積が10m2未満の小断面だったため、ダボを作れず、
始点のレーザー光線のみで掘削しました。
そのため、正しい位置に掘れているかどうかが、毎日とても不安でした。
そしてついに貫通の時を迎え、
小さな穴から光が差し込んできたことを今も覚えています。
それは、うれしかったいうより、
測量ミスがなくホッとしたというのが本心です。
その時の「貫通石」は、
どんな困難があっても必ず先に光があるという意味で、
今も私の宝物であり私のお守りです。
写真家山崎エリナさんの
「トンネル誕生」(Goodブックス)という本を読みました。
トンネル工事の、神事、削孔、発破、掘削、覆工の様子が撮影されています。
特に貫通の瞬間にトンネル内に小さな光がさす様子を写した写真は
とても神々しく感じました。
トンネルの先には必ず光がある、
ということを実感させてくれることができる写真集です。
トンネルは人生の物語にもよく出てきます。
前が見えないどん詰まり状態の時、
ひとは「出口のないトンネルのようだ」と表現するのです。
いいえ、出口がないのは洞窟です。
トンネルは進み続けると必ず光が差す瞬間があるのです。
本メルマガをお読みの読者のなかには、
先が見えない状態にある方もいるかもしれません。
しかし洞窟でない限り、トンネルの先には必ず光があります。
それを信じて今日もがんばりましょう。
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【編集後記】
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コロナ禍第三波の到来で世の中が騒がしくなってきています。
きちんと感染防止をしながらも、慌てず騒がず
建設業界の発展のため、今日やるべきことを実践いたします。