相手の心に刺さるプレゼン3つのポイント【がんばれ建設1663】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年11月20日
NO1663
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今日の一言
「耳に残るキャッチフレーズ」
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施工管理技術者は、人前で話す機会が多いです。
どうせなら相手の心をつかむプレゼンテーションをしたいものです。
私は、今のコンサルタント業を始める際に、全国の話し方講座を受講しました。
そこで得たノウハウを建設業向けにアレンジししてセミナーを実施しています。
相手の心に刺さり、つかむための3つのポイントを紹介します。
■耳に残るキャッチフレーズ
コロナ禍で東京都小池知事が「Stay Home」といいました。
また安倍元総理はアベノミクス「3本の矢」という言葉を使っていました。
最近では「全集中」という表現を多くの方が言っています。
いずれも耳に残る言葉です。
一度聞いたら忘れられないキャッチフレーズを使うと相手の心に刺さります。
現場の安全標語で忘れられない言葉があります。
「地山の緩みと気の緩み、締めてかかろう掘削作業」
朝礼や会議において施工管理技術者は
現場で働く人に語りかけることが多いでしょうが、
その際、耳に残る言葉を考えて話すとよいでしょう。
吊り荷の下に入るなではなく「吊り荷下ノー!」
重機作業半径内立ち入り禁止ではなく
「重機周りシャットアウト」
などのように決め言葉を考えてみましょう。
■数字を入れる
プレゼンでは具体的な数字を盛り込むことが重要です。
数字はインパクトを残し、誰かに言いたくなる性質を持っています。
「三大災害に気をつけよう」
ではなく
「三大災害といわれる墜落は46%、重機災害が12%、倒壊・崩壊災害が9%、
合計67%を占めます」
「原価低減に心がけよう」
ではなく
「全工種2%原価を低減させよう」
の方が心をつかみます。
本当に伝えたいことを言う前にこうした関連のある数字を披露することで、
聞き手に「へー」と思わせ、ぐっと引き込むことができます。
■曖昧な表現を避ける
「みんな言っています」
「たくさんの方が」
「いつも・・・」
「だいたい」
「・・・したいと思います」
「ほとんど」
「できるだけ」
このような曖昧な表現は説得力を下げてしまいます。
できる限り具体的に表現すべきです。
例えば「できるだけ早く」と言わずに、「あす10時までに」、
「濁った池」でなく「濁度80ppmの池」
といった具合に数値化できないか考えましょう。
聞き手を主語にすることも大切です。
「日本人は」「我々は」と大きい主語で語るより
「あなたは」「みなさんは」と表現する方が心に残ります。
私は研修にて「御社が」とか「貴社が」とか「●●建設さんが」などと言わず
「我が社が」と言っています。
「皆さんの現場では」ではなく
「あなたの現場では」の方が心に刺さるのです。