社長ブログ

あなたは悪いリーダーではなく、下手なリーダーなのだ 【がんばれ建設1671】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年12月3日
NO1671

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今日の一言
「部下を操作せず信頼せよ」
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若手社員に対して、どのように指導したら良いのかという質問をよく受けます。

部下との関係がうまくいっていないと、「リーダーでいるのがつらい」とか、

「リーダーに向いていないのではないか」というようなことを

考えてしまうものです。

部下との間で何か問題が起こった時、

リーダーの資質素質、適性、人格の問題にしないことが大切です。

問題は、リーダーとしての行動が問題なのです。

例えば、「三代目後継者だから社員から嫌われている」という経営者がいます。

これは解釈が間違えています。

三代目の人が皆嫌われているわけではないからです。

問題の原因を適性や境遇に置くことで、問題の責任を転嫁しているのです。

悪いリーダーではなく、下手なリーダーなのです。

部下とどう関わるか、その方法を知らなかったという意味です。

リーダーとして、問題が起きた時のなすべき行動を知っていればいいので、

カリスマ的なリーダーである必要はありません。

満塁ホームランを打てなくても、打席に立てば必ずヒットを打って

一塁まで進めることが大切です。

仕事をする上で本当に必要なことであれば、

きちんと説明すれば理解されるはずですし、

そうすることができないのであれば、

必要なことを部下に説明できないリーダーの表現力不足です。

リーダーとして重要なことは、次の2つです。

1)部下を変えようとするのではなく、自分にできることがないかを考えること

 職場に何か問題がある時、それが部下ではなくリーダーの問題であり、

 リーダーが部下にどう対応すればいいかを考えられるようになれば、

 問題解決の糸口が見えてきます。

2)部下を操作するのではなく、部下を信頼すること

 仕事に必要な知識を部下に教えるだけでなく、

 仕事に取り組む勇気を持てる援助をしなければなりません。

 そのためには、まだ成果をだしていない部下がいたとしても、

 自分も初めから仕事ができたわけではなかったことを思い出して、

 必ず力を発揮すると信頼することが必要です。

12月クリスマスの頃、新任現場責任者育成のためのDVDを発売開始します。

はじめて現場を責任者として担当する若手社員が勇気と自信を持って

現場運営できるようにと考えた教材です。

若手社員に現場を任せる前に、本DVDのような教材を手渡して

「これを参考にして現場担当すれば大丈夫」

と安心させてあげることこそ、リーダーの役割だと思います。

「ほめるのをやめよう ― リーダーシップの誤解」

岸見 一郎著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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本日はTeamsを使って若手研修を実施しました。

はじめてオンラインセミナーを受講する方が多かったのですが、

皆さん疲れたそぶりを見せず熱心でした。

アンケートの一部です。

・今後増えていくであろうweb研修方式を体験することが出来て良かったです。

・降籏さんやアドバイザーさんの貴重な体験談やお話が聞けて良かったです。

・これからの仕事(現場)に活かしていきます。有難うございました。