社長ブログ

現場で決断に迷ったら下手に悩むよりコインを投げて決めた方がよい【がんばれ建設1687】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年12月25日
NO1687

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今日の一言
「決断は早いほうが幸せになる」
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現場では、決断に迫られることが多いです。

雨の予報が出ているときにコンクリート打設するか

止めるか

掘削中、水が出てきたとき、掘削を継続するか

作業中止するか

予想よりも高い見積もりが出てきたとき、発注するか、

他の業者にあたるか

そんなとき、「考えすぎて動けない人」がいる一方

「考えすぎずに最適な行動を素早くとれる人」がいます。

悩みの多くは、「どうしようかなぁ〜」

と判断に迷っているときのものだと言われています。

情報をできる限り集め、最もいいと思われるものを選びたい、

そう考える人が多いと思うのですが、

実は「ベストな選択」をするためにたくさんの情報を集める、

時間をかけることは、かえってよくない選択をする

ことにつながることがあります。

オランダのラドバウド大学の心理学者ダイクスターハウスらは、

中古車を使った2つの実験を行いました。

最初の実験では4台の中古車を用意し、このうち1台だけが

非常にお買い得な「当たり」の車になっています。

実験の参加者たちにそれぞれの車のスペックを説明し、

果たして当たりの車を選べるかどうか、という実験です。

参加者は大きく、以下の2つに分けられました。

1)よく考えて選ぶグループ

2)選ぶための時間が少ない

(制限時間が設定され、その前にパズルを解く課題をしてから

 決めなければいけない)グループ

事前にそれぞれの車について詳しく説明をし、決断してもらいました。

例えば、トランクの大きさやドリンクホルダーの数などについても伝えました。

この結果、

1)「よく考えて選ぶグループ」の中で

「当たり」を選んだ人は25%を切りました。

そもそも「当たり」は4台中1台(=25%)なので、

当てずっぽうに選んだのと大差ないという結果です。

ところが、

2)「選ぶための時間が少ないグループ」は

60%の人が「当たり」を選ぶことができました。

「短時間で決めたグループの正解率が高い」という結果になりました。

理由として、短時間で決めなくてはいけないグループは、

時間がない分、情報に正しく優先順位をつけて、

合理的に選択できたのではないかと考えられています。

「燃費のよさ」「室内の広さ」など

時間がないからこそ重要だと思われる指標を絞り、

素早く優先順位をつけることで合理的な選択ができたのです。

一方、よく考えるグループに起きたのは情報過多による混乱です。

「ドリンクホルダーの数」など、

時間があるからこそ細かい情報に意識がいってしまい、

小さな欠点やマイナス要因が大きな問題のように見えてしまいました。

そのために、ものごとをシンプルに、

大局的に考えられなくなってしまったのです。

あれもこれもと検討を重ねているうちに、

最適でない答えにたどりついてしまうことがある、というわけです。

何事も万全を期すことは重要なのですが、

「時間さえあればいい選択はできる」「情報は多いほうがいい」

とは限らないのです。

仕事のできる人というのは、

「頭の回転が速い」「センスがいい」「直感で動いている」

などと言われることもありますが、

その本質は無意識を上手に使っているのではないかと思います。

優先順位をつけておき、細かいところには目を向けない(=忘れていく)。

このような習慣が思考のムダを省き、

より素早い行動につながっているのです。

それでもどうしても迷ってしまうというなら、

もういっそのことコインで決めるというのはいかがでしょうか?

乱暴すぎると思われますか?

でも実はこれにもちゃんと科学的根拠があるのです。

シカゴ大学の経済学者、スティーヴン・レヴィットは

「人生の重要な選択の場面において、

自分で決断できない人はどう決断すべきか」調査をしました。

そして、この調査のために作ったのがあるウェブサイト。

「コイン投げサイト」と呼ばれるもので、

閲覧者たちが「今決めかねていること」を書き込み、

画面上のコインを投げるというものです。

その結果、驚くことにユーザーの63%が

コイン投げの結果に従って行動していたのです。

さらに驚きの結果は、コイン投げの結果が表だろうが裏だろうが、

悩みの解決に向かって何かしら行動を起こした人は、

半年後の幸福度が高いことがわかりました。

おそらく本メルマガの読者の皆さんも、

現在何かに悩んでいることがあることでしょう。

現場における決断

はたまたパートナーとこのまま一緒にいてよいのか

今の仕事を続けていてよいのか

そんな時は、やたらネットをみて情報収集するのではなく、

情報の優先順位を決めて、さっさと決める方がよいようです。

例えば「これから3カ月は今の仕事をやる!」とまず決めて、

やめるかどうかはそのあと考えようなど

期限つきで選択をしてみるのもいいかもしれません。

それでもどうしても決められない場合は、コインに頼りましょう。

案外正しい決断をしてくれるかもしれません。

『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田 秀吾 著

を一部参考にしました

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【編集後記】
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昨日はクリスマスイブ。

ご家族で団らんという方も多かったのではないでしょうか。

我が家はケーキならぬ干し芋と珈琲でクリスマスを祝いました。