社長ブログ

現場仕事に夢中で取り組んでいる人の5つのツボ【がんばれ建設1696】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年1月19日
NO1696

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今日の一言
「夢中になるとおもしろい」
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あなたは夢中になれるものがありますか。

多くの人は「夢中になれること」を見つけられないままに

人生を終えていきます。

なぜそれほど難しいかというと、

「夢中になれること」はいくら頭で考えてもわからない、

いろいろなことを行ってみた後でしかつかむことができないからです。

自分が何に夢中になれるのかは、結局のところは試してみないとわかりません。

それがたとえ「何の役に立つのかわからない」ようなことであっても、

多くの時間と労力の浪費と無駄の先にしか「人生」を見つけることはできない、

とアン・モロー・リンドバーグは指摘しています。

またこれは、多くのキャリア論に関する研究からも裏づけられています。

多くの成功した人は、

「夢中」になれるものをみつけられたからだ、と言えるでしょう。

ではどうすれば夢中になれるものを見つけることができるのか。

それは「偶然」の産物です。

スタンフォード大学の教育学・心理学の教授であるジョン・クランボルツは、

アメリカのビジネスマン数百人を対象に調査を行い、

結果的に成功した人たちのキャリア形成のきっかけは、

80%が「偶然」であるということを明らかにしました。

当初のキャリアプラン通りにはいかないさまざまな偶然が重なり、

結果的には世間から「成功者」とみなされる位置にたどり着いた

ということです。

それでは、キャリア形成につながるような「良い偶然」を引き起こすためには、

どのような用件が求められるのでしょうか?

クランボルツが指摘したポイントを挙げてみましょう。

【好奇心】

 自分の専門分野だけでなく、いろいろな分野に視野を広げ、関心をもつ

【粘り強さ】

 最初はうまくいかなくても粘り強く続けることで、

 偶然の出来事、出会いが起こる

【柔軟性】

 状況は常に変化する。

 一度決めたことでも状況に応じて柔軟に対応する。

【楽観性】

 意に沿わない異動や逆境なども、

 自分が成長する機会になるかもしれないとポジティブに捉える。

【リスクテーク】

 未知なことへのチャレンジには

 失敗やうまくいかないことが起きるのは当たり前。

 積極的にリスクをとる。

キャリア形成のみならず、建設工事現場の運営においても、

好奇心を持って、粘り強く、柔軟性をもって、

楽観的にリスクをとるようにすることで

仕事に夢中になれるように思います。

新工法にチャレンジしたり、

工期遅延しそうになっても粘り強く手順改善したり、

設計変更をくり返しながらも、

「なんとかなる」と楽観的に施工を進めるのです。

そしてその結果、よい工事成績を残すことができ

「一流の技術者」と言われるようになるでしょう。

『ビジネスの未来』山口周 著(プレジデント社)

を一部参考にしました。

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【編集後記】
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本日紹介した山口周さんの本は、どれを読んでも興味深いです。

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