社長ブログ

あなたは何をもって人に憶えられたいのか【がんばれ建設1697】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年1月20日
NO1697

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今日の一言
「父さんはでっかいものを作る人」
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本メルマガの読者の皆さんの中で、お子さんがいらっしゃる人は、

おそらく子どもを現場に連れていって「これは父さんが作ったんだぞ」

と一度は自慢したことがあるでしょう。

私も子どもが小さな時は、ダム現場やトンネル現場に連れて行きました。

当時は日本中のトンネルを父さんが掘ったのだと

私の子どもは思っていたようです。

つまり子どもにとって、父親はでっかいものを作る人、

として憶えているでしょう。

経営の神様と呼ばれるピータードラッカーは、

《非営利組織の経営》にて次のように書いています。

私が13歳のとき、宗教の先生が生徒一人ひとりに

「何によって人に憶えられたいかね」と聞いた。

誰も答えられなかった。

先生は笑いながらこう言った。

「いま答えられるとは思わない。

でも、50歳になって答えられないと問題だよ。

人生を無駄に過ごしたことになるからね。」

今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。

これは自らの成長を促す問いである。

なぜならば、

自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう

仕向けてくれるからである。

先ほど、お子さんが父さんはでかいものを作る人として憶えている

と書きましたが、

その他の多くの人はあなたのことをどのようにして憶えているでしょうか。

人は、亡くなった後、この世に残していけるのは

「人に与えた思い出」だけしかありません。

人が憶えていてくれた「思い出」だけが、残るのです。

人に与えたものが、

「不平不満」「愚痴」「泣き言」や、「悲しみ」「怒り」「憎しみ」

だけだったとしたら、こんな寂しい人生はありません。

家族、会社の仲間、

さらには仕事を通じて知り合った発注者、協力会社、近隣住民の方々の心に、

「温かで優しい気持ち」「しあわせ」「楽しい」「笑い」や、

「感謝」の気持ちを少しでも残すことができたら、

こんな嬉しい人生はありません。

「何をもって人に憶えられたいのか」を今一度、深く考えてみたいものです。

『一日一話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』致知出版社

を一部参考にしました。