マンション、オフィスの花粉除去装置で売上アップ 【がんばれ建設1702】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年1月27日
NO1702
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今日の一言
「コロナ禍だからこその案件を狙う」
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2021年の建設業界は、コロナ禍の影響で厳しくなりそうだと言われています。
そんな中、感染対策や花粉対策などクリーンな環境を作り出す案件が
増えそうです。
大成建設は、
精密機器工場などのクリーンルーム用に導入する2つの機器を活用して、
衣服や頭髪に付いた花粉や微小粒子状物質「PM2.5」などを除去する装置
「T-Clean Air」を開発しました。
マンションやオフィスなどの風除室に設置して、
居住・執務空間への持ち込みを軽減します。
T-Clean Airは人や物に空気を吹き付けるエアシャワーユニットと、
室内の空気を清浄化するファンフィルターユニットで構成します。
ともに日立産機システム製です。
従来のボックス型のエアシャワーユニットと違って扉は設けておらず、
機器の間を通過するだけで済みます。
エアシャワーユニットには、毎秒約25mの気流をつくる
フラッタージェットノズルが13個付いています。
非接触センサーが設置されており、人が通過する際、数秒間稼働し、
HEPAフィルターを通した清浄な空気で花粉などを吹き飛ばします。
シャープの独自技術「プラズマラスター」を備えています。
静電気を除去する機能によって、花粉を飛ばしやすくしています。
大成建設が日立産機システムの工場で実施した実験では
約80%の花粉を除去しました。
飛ばした花粉は、エアシャワーユニットとファンフィルターユニットの
吸い込み口から回収して、HEPAフィルターで捕集します。
一部、回収しきれずに風除室に拡散した花粉は、
ファンフィルターユニットを常時運転して吸い込みます。
約12m2の室内に粉じんを散布した実験では約5分で清浄化しました。
導入に当たっては一対の機器の費用200万円(税抜き)に加えて、
施工と仕上げにかかる費用が別途必要です。
参考文献:日経クロステック
参考WEBサイト:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2020/201208_5044.html