社長ブログ

温暖化対策をすれば、工事成績評定が上がる【がんばれ建設1709】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年2月9日
NO1709

**************************************************
今日の一言
「カーボンゼロへ」
**************************************************

横浜市は公共工事で発生する二酸化炭素(CO2)を削減するため、

現場の温暖化対策について費用の手当てや工事成績の加点を実施します。

2021年1月25日から、施工中を含む全ての工事に適用を始めました。

市が想定する温暖化対策の1つが、

現場事務所や工事現場における再生可能エネルギーの利用です。

電力小売事業者によっては、

火力発電などと再生可能エネルギーによる電力を組み合わせたプランを

販売しています。

その中から、再生可能エネルギーの比率が高いプランを選ぶよう促しています。

また、重機や発電機に、軽油と比べてCO2排出量が少ない

天然ガス由来のGTL燃料を使った場合も温暖化対策とみなします。

その結果、もしも従来の電力よりも割高になった分や、

カーボンオフセットのクレジット購入費などを算定して、

工事費の一部として市が負担します。

さらに、工事成績については、

「創意工夫」の項目のうち「環境保全に関する工夫」で加点します。

これまでも温暖化対策で加点したケースはありますが、

監督員の裁量次第でした。

対応を統一して、確実に加点できるようにしました。

管総理が温室効果ガスを2050年に実質ゼロにすると国際公約したこともあり、

この横浜の取組が、他の公共事業体に広がる可能性があります。

ISO14001の目標設定として進める方法があります。

また公共事業でなく民間事業であっても、顧客へのPR材料として効果的です。

現場での温暖化対策を一層進める必要がありそうです。

日経クロステック/日経コンストラクション 2021.02.02 記事

を一部参考にしました。