リスクを乗り越えて業績を上げている現場、会社の特徴とは【がんばれ建設1713】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年2月16日
NO1713
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今日の一言
「挑戦しないことがリスク」
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コロナ禍が多くの人のリスクになっています。
しかし、そもそも人生においては、あらゆることにリスクが伴います。
すべてのリスクを回避したいと思うなら、以下のようなことになります。
自動車に乗ってはいけない。
(命にかかわる事故の20パーセントを自動車が引き起こしている)
飛行機、列車、船で旅をしてはいけない。
(すべての事故のうち15パーセントは路上で起こっている)
家にいてはいけない。
(すべての事故のうち17パーセントは自宅で起こっている)
人生に安全な場所、リスクを伴わない行動はありえません。
人生にはリスクがつきまとうのです。
だからといって、何も新しいことにチャレンジせず
現状維持を決め込んでいても、リスクはあります。
作家のG・K・チェスタートンは、
「行動を起こしたから悲運が降りかかるとは思えない。
だが、行動しなかったために悲運に見舞われることはある」
と言っています。
とはいえ、思い切って行動に出れば、
それだけ失敗のリスクは大きくなります。
工事現場において、新工法、新技術に挑戦すれば
失敗のリスクが高まります。
また新しい協力会社と仕事をするときも、
リスクを感じながら契約することでしょう。
ICTの活用、外国人の採用、多能工への挑戦も
やはりリスクです。
しかし、失敗のリスクを負えば負うほど、
そして実際に失敗すればするほど、
成功の可能性は大きくなっていくのです。
数年前に多額の費用をかけて、ICTに挑戦した会社は現在、
生産性が向上し大きく業績をあげています。
型枠工が造作工事への多能工化に挑戦した専門工事会社は現在、
年間を通じて仕事を受注できるようになり、会社も技能者も繁栄しています。
リスクゼロを目指すなら、何もしないことだと思ってしまいがちですが、
それはかえってリスクだとということになります。
だとするなら、ほんの小さなことでいいから
新しいことに挑戦するしかないでしょう。
絶対に成功すると分かっているなら誰もがやります。
成功するかもしれないが、
失敗することも大いにある、
と思うから多くの人が手をだせないのです。
「人生にはリスクがつきまとう」
リスクや失敗を恐れず、何度でもチャレンジする人でありたいものです。
『一勝九敗の成功法則』 ジョン・C・マクスウェル 著(三笠書房)
を一部参考にしました。