困った時に口ずさむと力がでる8字10音【がんばれ建設1716】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年2月19日
NO1716
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今日の一言
「うまくいかないのは念じていないから」
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本日は詩人坂村真民さんをご紹介します。
真民さんは1909年熊本県に生まれました。
8歳のときに小学校の校長であった父親を亡くし、
失意と貧乏のどん底生活に陥ります。
広い庭をもった屋敷から一家6人は、
村はずれの小さな藁(わら)小屋の家に移り住むようになります。
家は雨が降れば、6人が寝る場所もないほど雨漏りがひどい有様。
履く物は自分でつくり、生きていくために母親の内職を手伝う
という貧乏生活でした。
真民さんは5人兄弟の長男として、母親を助け、弟妹たちの世話もし、
幾多の困難を乗り越えていきます。
そんな困窮する生活のなかでも、真民さんが望むように、
母親は中学、さらにはその上の学校に進ませてくれました。
真民さんは、国語教師をしながら詩作を続け、
多くの人に愛される詩をたくさん残しました。
次の詩は、真民さんが40歳を越え、身体を病み、
失明しかかっているときに生まれたものです。
苦労に苦労を重ね、愛情深く育ててくれた母親の生きる姿が、
生きる原点となっています。
《念ずれば花ひらく》
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
私は、ハタ コンサルタント株式会社を創業したころ
なかなか事業がうまくいかず、
どうすればよいのか、思い悩む毎日でした。
そんな時に、この「念ずれば花ひらく」の8字10音に出会いました。
「そうか、思いを強く念ずれば、必ずいつか花ひらく時が来るんだ。
今、花がひらいていないのは、念じ方が弱いのだ」
と思いいたりました。
その後も幾度となく挫折を繰り返しましたが、
その都度、この詩を思い返し、
強く念じようと思い続けています。
今、現場がうまくいかないと思い悩んでいる方が
多くいらっしゃると思います。
そんな方こそ、
何としても無事故無災害で、予算と工程を守って現場を終えるぞ、
と念じることで苦境を脱する秘訣です。
『読むだけで「人生がうまくいく」48の物語』 中井俊己 (成美堂出版)
を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日は久しぶりに飛行機に乗りましたが、
定員の3割くらいの乗客数でした。
ワクチン接種が進み、早期にコロナ禍が収まることを念じます。