超多忙でも平然と現場をこなす人の3つの特徴【がんばれ建設1721】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月1日
NO1721
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今日の一言
「いつか見た風景」
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働き方改革が進みつつありますが、それでも建設業は現地生産、
一品生産の特徴がありますので、工期末や年度末、
もしくは悪天候が続くと多忙にならざるを得ません。
そんなときにストレスを感じ、
時には精神疾患となってしまう人がいることでしょう。
一方、どんなに忙しくても、ストレスがあっても
平然と現場運営している人がいることも事実です。
では、どのような人が「平然」と仕事をしているのでしょうか。
3つの特徴があります。
1)有意味感
辛いこと、面白みを感じられないことに対しても、
意味を見出せる感覚です。
たいへんな現場を担当させられたり、転勤を命じられても、
「将来何かの役に立つかもしれない」と思って
前向きに取り組めることといえます。
2)全体把握感
「ひとまず検査が終わればこの過酷な労働も終わりだ」とか、
「いつかはこのたいへんな現場が終わって解放されることもあるだろう」と
思えることです。
先を見通す力、とも置き換えられるかもしれません。
例えば、今週は忙しくて土日出勤になっても
「なんて忙しいんだ」
と思うのではなく、
「今週は休めなかったけど、現場が終わったら、
1週間程度休みをもらって旅行にいこう」
など、先を見て心の段取りが取れること。
しかも、それは仕事の段取りに通じます。
「来週の中間検査前に忙しくなりそうなので、
本社から応援お願いできませんか?」
と、パニックになる前に助けの要請を出せることで、
自分も会社も円滑に仕事が回せるのです。
3)経験的処理可能感
最初はこんな工期で絶対にできないと思っても、
「そういえばあの時もできないと思ったけど、意外とできたよな。
今回もできるんじゃないかな」
と思えることです。
初めて手掛ける工種の現場でも、過去の経験から、
この程度まではできるはず、でもその先は未知のゾーンだと冷静に読める。
ただ、その未知のゾーンも、あの時の現場経験を応用すればできるかなとか、
あの人に手伝ってもらえそうだなと把握できる感覚です。
また、資格試験の勉強をがんばって行い合格したとか、
上司のめちゃぶりの仕事を一晩徹夜したらできたという経験から、
「今回も自分はできる」
と思えることも大きく捉えれば経験的処理可能感といえるでしょう。
年度末で多忙な工事をしている方も多いでしょうがこの3つのコツを体得して、
「平然」とこなしていただきたいと思います。
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」
松崎一葉著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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