仕事の生産性を5倍上げる5つのコツ【がんばれ建設1724】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月8日
NO1724
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今日の一言
「フロー状態に入る」
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ランニングをしていて、いくらでも走り続けられそうな気持ちになることを
「ランニングハイ」といいます。
同様に、図面を書いたり、報告書を書いていると、
とても調子がよくなり、いくらでも、
仕事をやり続けられそうな気持ちになることがあるでしょう。
これを「フロー」や「ゾーン」に入ると言います。
目の前の行為に完全に入り込んだ結果、ほかの一切が消え去り、
かつてないほど自然な感覚でそれができるようになることです。
集中するあまり、夜になったのに気づかなかったとか、
食事をするのを忘れたという話もよく聞きます。
フローは次の8つの特徴を持ちます。
1.完全に集中している
2.目標だけに焦点を合わせている
3.時間が速まっているか遅くなっているように感じる
4.その経験にやりがいを感じる
5.苦労なくできる感覚がある
6.難しいが、まったく歯が立たないほど難しすぎない
7.その行為がほとんど自然に起きているように感じられる
8.やっていることに満足を感じる
フロー状態になると生産性が最大で5倍になるという報告があります。
建設現場でも、そこで働く人がフロー状態になると生産性が上がり、
仕事がはかどります。
では、どうやってフローに入るのでしょうか。
5つの方法を紹介します。
1 .注意散漫の原因をシャットアウトする
まず集中を散らす原因をなるべく取り除くことが重要です。
いったん集中がとぎれたら、元の集中状態に戻るのに、
長くて20分かかります。
「LINEやメールが気になる」「電話がかかってくる」と、
そのたびに集中を切らしてしまいます。
ほかの一切を脇にやり、今していることだけに集中しましょう。
2 .十分な時間を確保する
フローに入るためのまとまった時間を確保しましょう。
一般には、条件が整っていれば、フロー状態に達するのに15分、
真のピークに達するには45分近くかかると言われます。
30分そこそこで切り上げてしまったら、たいしたことはできません。
最低でも90分、できれば2時間フルに使えるように
スケジュールを組みましょう。
3 .好きなことをする
好きなことをやっているときにフロー状態になります。
つまりいやいや仕事をやっていてもゾーンには入らないということです。
自分にとって大きな意味を感じることが重要です。
仕事を部下や協力会社に指示する時も、仕事の意味を伝えることで、
フロー状態に入りやすくなります。
「図面を書いて欲しい」
ではなく
「世界を変えることができるような図面を書いて欲しい」
と言われると意気に感じ、フローにはいりやすくなります。
4 .到達点を明確にする
マラソンは、ゴールがあるからがんばれます。
反対にゴールが明確でなければ、やる気になりません。
同様に「図面3枚を●日までに書く」とか
「施工計画書を●日までに完成させる」
などのようにゴールを明確にすることで、
フロー状態に入りやすくなります。
ある小説家は、あらすじ作りはなかなか進まないけれと、
その後小説そのものを書くの楽しく、喜びを感じる作業だそうです。
そこで、前もってあらすじを組み立て、その日に書くことを
はっきりさせておけば(ゴール)、たいてい知らぬ間に、
何時間にもわたって執筆のフローに入り込めるといいます。
5 .ハードルを少し高くする
少しだけ難しいことに挑んでいるときが最もフローに達しやすいものです。
反対に、極端に難しく感じることや、簡単すぎることでは、
フローを妨げるのです。
仕事を効率的に、そして楽しく進める上で、フロー状態はとても効果的です。
自分でフローに入るコツを体得したいものです。
『LIMITLESS?超加速学習 人生を変える学び方の授業』
ジム・クウィック著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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新入社員研修のお申し込みが増えてきて、
まもなく、満員になりそうです。
検討されている方は、お早めにどうぞ。