働き方改革は休み方改革ではない【がんばれ建設1731】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月17日
NO1731
**************************************************
今日の一言
「野心、常識にとらわれない創造力、昼夜を問わず働く意志」
**************************************************
働き方改革法が建設業に適用されるのは2024年。
それまでに、法に適合するよう、残業を減らし、
休日を増やす必要があります。
一方、働き方改革は「休み方改革」ではありません。
効率的に仕事をして適切な休養を取りながらも、
自らの成長を図ってこそ、働き方改革をなし得たと言えます。
発明家エジソンは、常識だけでなく、時間という概念に縛られることも
大変嫌っていました。
普通、我われは「一日=二十四時間」という時間の中で生活しています。
しかし、エジソンに言わせれば、一日が二十四時間であるというのは、
人間が人工的につくったもの。
自分が時間の主人公になれば、一日を三十六時間でも四十八時間でも、
自分の好きなように使えるはずだ、というのです。
エジソンの工場の壁には、長針も短針もない大きな時計が掛けられていました。
ある日、友人の自動車王フォードが
「針がなければ、計の意味がないのでは」
と訊ねると、
「そうじゃない。時間というものは、自分でコントロールすべきもの。
時計のような出来合いのバロメーターに左右されているようでは
何もできない。
疲れたと思えば、その場で休めばいい。
仕事が完成するまでが昼間だ。
自分の体にあったリズム、これを自分でコントロールすることが大切だ」
と答えたといいます。
驚異的なひらめきをつかんで形にし、「天才」と称されることの多い
エジソンですが、決して努力を軽んじていたわけではなく、
むしろその逆でした。
世界中から寄せられる「どうすれば成功できるか」という問いに、エジソンは、
「野心、常識にとらわれない創造力、昼夜を問わず働く意志」
の三要素を挙げています。
一日十八時間は働くことにしていたといいますから、
人の二、三倍は濃密な仕事人生を歩んできた自負があったのでしょう。
仕事を長時間「やらされる」からストレスを感じるのであって、
自主的に、かつ自らの成長のために働くのであれば、
「自己研鑽」であって、ストレスを感じません。
少なくとも、「休んでいる」間に、「自己研鑽」に励むよう、
心がけたいものです。
「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」
浜田和幸著を一部参考にしました。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
「新入社員育成2ヶ月コース」がおかげさまで多くの
お申し込みをいただきました。
新入社員に育って欲しいという、
建設会社の期待に応えるべく、現在鋭意準備中です。
4月に新入社員をお迎えすることが楽しみです。
私は「オンラインセミナー版」を担当します。
*************************************************