社長ブログ

コロナ禍の影響は建設業界にどの程度あるのか【がんばれ建設1733】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月19日
NO1733

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今日の一言
「資機材納期の遅延、停止」
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新型コロナウイルスによる肺炎の流行が、

日本国内の建築産業に影を落とし始めています。

2020年2月19日までのほぼ1週間で、大手住宅設備機器メーカー数社が

一部製品の新規受注を一時的に停止し、受注済みの製品についても

納期遅れが発生する可能性があるといった見通しを、

取引先の販売代理店などに伝え始めています。

その原因は、中国国内でのウイルス感染の拡大と

それに伴う休業延長などによる部材供給の遅れです。

システムキッチン、温水洗浄便座、暖房便座・普通便座、

食器洗い乾燥機、小型IHコンロ、IHクッキングヒーター、

レンジフード、システムバスの照明機器・浴室換気暖房、

乾燥機、洗面化粧台、浴槽、トイレ、電気温水器、温水、

床暖房パネル、内装ドア・収納用建具・玄関収納の金具類、

手すり、内外装タイル、外装石材などの出荷が停止

もしくは延期になっています。

これら住宅設備機器関連のみならず、一般土木、建築の資機材も

入荷に困難をきたす可能性があるでしょう。

最近の建設業のコロナ破たんの原因で、最も多いのが、

受注案件の延期や中止などによる事業環境の悪化です。

コロナ禍で予定していた工事が中止となったり、

新規受注を獲得できず、経営が悪化するケースが大半を占めます。

大手は、受注残が大きく好調を持続していますが、

中小建設会社のコロナ関連破たんは増えています。

消費の減退による小売業やサービス業の新規オープンや

リニューアル工事の需要減少。

また、業績悪化で数百店規模の店舗閉鎖に踏み切る飲食チェーンが

相次いており、店舗閉鎖の影響は内装や厨房設備などを請け負う

工事業者に波及しています。

コロナ禍の影響で民間工事の受注が落ちてきた業者が、

軒並み公共工事の入札に積極参加し、競争が激化し、

公共工事を主体とした建設会社が破綻する例もあります。

金融機関は、リスケ(返済猶予)に応じても、過剰債務の企業には

新規貸出などで厳しくなることも予想されます。

今は経営上問題なくても、今後の動向に注視しなければならないようです。

住宅産業新聞社3月16日の記事、東京商工リサーチ発行

「TSR情報全国版」2021年2月9日号を一部参考にしました。

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【編集後記】
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今はやりのclubhouseへの登壇依頼がありました。

4月にお話しする機会があるようです。

詳しく決まりましたらお知らせします。

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