一流の現場代理人になるための3つのポイントとは【がんばれ建設1737】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月26日
NO1737
**************************************************
今日の一言
「能力が高いだけでは一流ではない」
**************************************************
2021年度の現場代理人研修ご依頼が
このところ増えています。
「コミュニケーション能力を高めたい」
「資格試験を取得して欲しい」
「工事成績を高めたい」
「工程管理、原価管理能力を高めたい」
などご要望は様々です。
一方、私は現場で成果を出す現場代理人には
3つの特徴があると思っています。
これは、私が建設に特化した技術コンサルタントを始めて26年が経ち、
約20万人の建設技術者に出会った中で、分析した結果です。
1)能力
現場代理人に必要な能力とは、やはり技術力です。
品質、原価、工程、安全、環境に関する知識と経験です。
次に現場基礎力です。
これは「前に踏み出す力」「考え抜く力」「コミュニケーション能力」です。
特に変化の多い現場運営をするためには、この3つの基礎力は欠かせません。
2)熱意
現場代理人が熱意を持って工事運営をすることは当然のこととして、
部下や協力会社の方々の熱意を引き出す力が必要です。
つまり、「働きやすさ」と「やりがい」を高め、その結果、
「働きがい」の高い現場環境を作る必要があるのです。
3)考え方
私は、この「考え方」がもっとも現場代理人に必要な資質だと思っています。
「考え方」がプラスの人は、相手に対して思いやりをもって接し、
また約束を守ります。
さらにどんな状況になってもあきらめずに努力して、工事運営するのです。
その姿を見て、協力会社の方々は、現場代理人を応援することでしょう。
工事運営は、協力会社の方々の応援なくしてできないのです。
この3つ(能力、熱意、考え方)が高い現場代理人が
現場で成果を出すことができます。
仮に少々能力が低くても、熱意や考え方がプラスであれば、
成果を出すことができます。
一方、資格を有し、経験が長く、能力が高い人であっても
協力会社の人たちの熱意を上げることができず、
応援されない現場代理人は成果を出せません。
これらのことをまとめたDVD教材を作成しました。
コロナ禍で社内にて教育することが増えることを想定して
商品開発しました。
ぜひ、ご活用いただき現場代理人を一流に育て上げる
一助としてください。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
いよいよ来週から4月になり、
新入社員研修のラッシュになります。
気持ちよく若い人たちを迎えることができるよう
万全の準備をしています。
*************************************************