伝え方が下手だと、現場で事故が起きる【がんばれ建設1739】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月30日
NO1739
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今日の一言
「かんのめと、けんのめ」
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「夏目漱石が『I love you』を『月が綺麗ですね』と訳した」
SNSで話題となり、その度に大きな反響を集めている有名な話です。
好きな人に「愛してる」と、日本人はなかなか言えないものです。
「奥手」であるがゆえに、表現を変えて、
自分の気持ちを伝えようという思いが、
多くの方に支持され続ける理由なのでしょう。
あなたが初めて「愛の告白」をしようとしたときのことを
思い出してみてください。
相手は誰でしたか?
どんな伝え方をしましたか?
それを考えるのに、どれくらいの時間をかけましたか?
何日も何日も思い悩んだあげく、結局何も伝えられなかった。
そんな人もいるかもしれません。
ちなみに私の場合
「一緒に山を回らへんか」
でした。
当時私はダム現場やトンネル現場にて働いていたので
一緒にいろいろな山を観て回ろう、という意味で伝えました。
つまり、気持ちを「どう伝えるか」が、
「何を伝えるか」以上に重要なのです。
愛の告白の場合、「何を伝えるか」は極めて明確です。
自分がその人を愛していて、その思いを伝えたい。
問題はそれを「どう伝えるか」なのです。
私が現場で朝礼に参加していたときのことです。
その時の現場責任者は次のように言いました。
「皆さん、指を1本出して、その指を観てください。
あなたの目には指が見えているでしょうが、
その後ろの風景はぼやけているでしょう。
しっかりと指を観ることを「観の目(かんのめ)」
ぼんやりと周りの風景を見ていることを「見の目(けんのめ)」と言います。
現場では「観の目」で観て危険を察知するようにしてください」
この時「何を伝えるか」とは「ぼやっとするな」です。
ところがそのまま伝えても、相手には伝わらないでしょう。
一方、1本の指を観ることで、いかに周囲をぼやっと見ているかに
気づくのです。
これが「どう伝えるか」です。
現場では「何を伝えるか」とともに
「どう伝えるか」に意識を向けましょう。
『マーケターのように生きろ:
「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動』
井上 大輔著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日は、私が代表をつとめる
NPO法人建設経営者倶楽部KKCにて
「人材採用」勉強会を開催しました。
全国から多くの方にご参加いただきました。
私自身も大いに勉強になりました。
採用により力を入れようと決意しました。
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