年上部下や協力会社と、もめない言葉づかいとは 【がんばれ建設1744】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年4月6日
NO1744
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今日の一言
「マイナス表現でなくプラス表現で」
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新年度となり、新入社員を職場に迎えた方も多いことでしょう。
また異動のため、新たな職場に移った方もいることでしょう。
そんなとき、相手に与える第一印象を決めるのは、
きれいな言葉づかいです。
とくに目上に対する敬語や正しい言葉づかいができるかどうかで、
その人の印象が変わってくるものです。
年上の部下や年長の協力会社の方と話すときにこと
伝え方に留意すれば、無用のもめ事を防ぐことができます。
正しく、きれいな言葉づかいができれば、
周りの印象も変わるでしょう。
とくに新入社員、若手技術者には、
以下のことを身につけて欲しいものです。
きれいな言葉遣い
雑な表現をきれいな言葉に変えるだけで印象は変わります。
「こっち」→「こちら」
「あっち」→「あちら」
「そっち」→「そちら」
「人」→「方」
「男」→「男性」
「女」→「女性」
「もらう」→「いただく」
「ちょっと」→「少々」
書き言葉と話し言葉
漢語は書き言葉だと重厚な印象を与えますが、
話し言葉で使うと堅苦しく感じられます。
漢語(書き言葉向き)/和語(話し言葉向き)
「ご配慮」 / 「お心配り」
「ご協力」 / 「お力添え」
「ご通知」 / 「お知らせ」
失礼な表現
言葉を間違うと相手に失礼な印象を与えてしまい、
もめ事になるおそれがあります。
先日オリンピック関係者が「太った女性」のような表現を使い
問題となりました。
別の表現をつかっていれば、あのような問題に
ならなかったかもしれません。
「業者の人」→「関係会社の方」
「下請けの人」→「協力会社の方」
「太った人」→「恰幅の良い方・ふくよかな方」
「やせた人」→「細身の方・スリムな方」
「仕事が遅い」→「緻密な・慎重な」
クッション言葉
施工管理技術者は、様々な方にお願い事をすることが多い仕事です。
その際、「・・・してください」というよりも、
クッション言葉を挟むことで柔らかくなります。
・・・をしてください→
「恐れ入りますが~」
「申し訳ございませんが~」
「お手数をおかけしますが~」
質問形で丁寧に
同様に、お願いするときに、あえて質問形にすることで
判断を相手に委ねる形となります。
来てください→
来てくださいますか?
お越しくださいますか?
お越しいただけますでしょうか?
ご足労をおかけいたしますが、
お越しいただけますか?
ご足労をおかけして恐縮でございますが、
お越し願えますでしょうか?
プラスの表現
同じ意味のことを言う場合でも、マイナスの表現をするよりも、
プラスの表現をする方がよいです。
ご存じないと思いますが
→ご存じだと思いますが
上司の許可がないのと発注できません
→上司の許可があれば発注できます
暑い → 温かい
寒い → 涼しい
あつかましい → 積極的
ちょっとした言葉づかいに配慮して、
職場の人間関係をよくしたいものです。
PHP通信ゼミナール『正しくきれいな話し方・書き方』を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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週末にサッカーで怪我をしました。
怪我といってひざの擦り傷なのですが、
消毒液を塗っていると学生時代を思い出し、
当時は怪我ばかりしていたことを
思い出しました。
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