社長ブログ

幹部社員は最初のひと言で部下の心をつかめ 【がんばれ建設1750】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年4月14日
NO1750

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今日の一言
「挨拶は未来志向で」
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幹部社員や現場責任者が、最初に部下に挨拶をするときに、

いかにして部下の心をつかむかが重要です。

「この人についていきたい」と思われるか、

「パッとしない人だなあ」と思われるかで、

その後の対応も大きく異なってしまいます。

「最初の挨拶」でポイントとなるのは次の2つです。

ポイント1

部下に「こう見てもらいたいという印象」が残るように演出する

ポイント2

部下に「覚えておいてもらいたいこと」だけを話す

1)部下に「こう見てもらいたいという印象」が残るように演出する

○表情、声のトーン、話す態度、見た目

厳しい上司とみられたいのか、それとも優しそうな上司と

見られたいのかによって、伝え方が異なります。

見られたい上司像に合わせた表情、声のトーン、話す態度、

見た目にする必要があります。

そのために、鏡の前で「リハーサル」をする必要があるでしょう。

私は若いころ、このように見られたいという上司像に合う人を探し、

その方のYouTubeなどの動画を観て、マネをしました。

抑揚の付け方、間の取り方、そして表情などを観察し、

それを鏡の前で行ったり、自撮り動画をとって確認しました。

何度も繰り返す打ちに、自分の「型」ができてきました。

○「どういう言葉を使うか」を意識する

どう話すかと同時に、どういう言葉を使うかも重要です。

アメリカの元大統領バラク・オバマ氏は「チェンジ」という

言葉を多用し、多くの人に印象づけました。

私は今期「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」を多用しています。

環境変化が大きいので、変化に対応した行動を「すぐやる」ことを

印象づけることが目的です。

2) 部下たちに「覚えておいてもらいたいこと」だけを話す

あれもこれもとたくさん伝えたいことをつい盛り込んで

しまいがちですが、伝えたいことをとことん絞り込むのが正解です。

部下に「覚えていてもらいたいこと」だけを話す、

というポイントを忘れてはいけません。

では、部下が、新しい上司から聞きたいことって何でしょうか。

それは自分が話したいこととイコールではないかもしれません。

部下が新しい上司に聞きたいことの一つが「未来志向」の話です。

「これから自分は『どんなチームをつくろうとしているか』」が

伝わる話をするのです。

それは夢のような話であってもよいでしょう。

「会社で一番賞与をもらえるような部にしよう」

「部員全員が笑顔で働ける職場にしよう」

「毎月懇親会を楽しく開けるような部にしよう」

「5年間、無事故で現場を終えられるようにしよう」

などです。

ワクワク、ウキウキするような未来像を話すことで、

部下の気持ちも上に向くことでしょう。

新しい上司が何を目指しているのかがわからないままでは、

部下たちはどこに進んでいいかがわからず、不安を感じます。

その不安を初日の挨拶で解消するのです。

上司の最初の仕事として、これ以上に重要度の高い仕事は

ないでしょう。

『できる上司は会話が9割「困った部下」が戦力に変わる

コーチングのスゴ技』林 健太郎著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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オンライン研修を、

よりリアルに参加できるよう、検討中です。

VR技術はかなり進展しているようです。

近く、発表します。

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