ハラスメントを受けている人の割合は50%【がんばれ建設1753】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年4月20日
NO1753
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今日の一言
「そのつもりはなくてもハラスメントになる」
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このところ、ハラスメントに関する相談が増えています。
苦労して採用した若手社員が、
上司、先輩のハラスメントで退社した。
現場代理人による、協力会社職長へのハラスメントが
原因で、協力会社から訴えられた。
などです。
いずれのケースも、ハラスメントをした側は、
さほど罪悪感がなく、普通の接し方をしたつもりでしたが、
受け手がハラスメントと感じ、
精神を病んでしまったという事例です。
日経クロステックが2021年3月8日から12日までの間、
建設実務者に対してインターネットで実施した、
独自アンケートの結果をご紹介します。
過去3年間に、自身や職場の同僚が各種ハラスメント行為を
受けていた建設実務者は約半数に及びました。
過去3年以内にハラスメントの標的となった被害者は、
同じ会社や組織の人が最も多く、77.4%に達していました。
自分自身がハラスメント行為を受けていたという回答は、
45.1%に至りました。
さらに、その行為が、他社など別の組織に籍を置くスタッフに
及んでいるという回答も12.8%存在しました。
ハラスメント行為が1つの組織だけでは解決できない
問題だという点が垣間見えます。
ハラスメント行為の加害者として圧倒的に多かったのは
上司です。
過去3年間に、身近でハラスメント行為があったと
回答した人の75.2%が加害者として挙げました。
他方、ハラスメント行為の加害者は、同僚19.5%、
部下9.0%という回答も得られています。
上司に続いて多かった加害者は、別の会社や組織の人でした。
取引先や元請けからのハラスメントも少なからず存在する
実態が見えてきます。
ハラスメントの内容で圧倒的に多かったのは、
地位や立場の優位性を用いて苦痛を与える、
いわゆる「パワハラ」で、
ハラスメント行為があったと回答した人の
9割弱に達しました。
無視や暴言といった反道徳的な態度で苦痛を与える
「モラハラ」は4割弱となりました。
以前なら問題にならなかったことも、
現代では、大きな問題になり、刑事罰になることもあります。
いくら教育、指導のつもりで厳しく接していたとしても、
受け手がそう感じていなければハラスメントです。
6月23日にハラスメントの勉強会を開催する予定です。
自分自身、もしくは自社の社員さんが原因で
ハラスメントが起きて、大切な社員さんや協力会社さんが
離れていくことがないよう、しっかり対応をしたいものです。
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【編集後記】
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昨日は70名を超える方々と一緒に
オンライン新入社員研修を行いました。
オンラインならではのやり方で
距離を感じることなく
実施することができました。
今日は2日目。
さらにパワーアップしてがんばります。
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