無垢の国産材を用いて木造7階ビル建設【がんばれ建設1760】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年4月30日
NO1760
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今日の一言
「脱炭素」
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シェルター(山形市)は、無垢の国産木材を主要構造に
用いた高層ビルを建設しました。
自社開発の耐火被覆部材「COOL WOOD(クールウッド)」を
採用しています。
東北地方の地域産材を積極的に活用しています。
環境問題を契機に木造建築は脚光を浴びており、
技術面も大きく進歩しています。
高層建築でも、木造を選ぶことのできる時代になりました。
1~3階は2時間耐火構造、4~7階は1時間耐火構造で、
柱・梁は国土交通大臣認定を取得した
木質耐火部材COOL WOOD(クールウッド)を採用しています。
木材は国産のスギ、ヒノキです。
1~3階の柱には45cm角の断面が必要となるので、
使用する無垢材は計9本。
4~6階の柱は30cm角なので計4本です。
これらを結束し、石こうボードなどで耐火被覆します。
なお、最上階の柱は15cm角1本です。
梁は12cm×33cmの合わせ梁で、やはり結束した上で
COOL WOODを製造します。
柱と梁は金属製部材で接合し、耐震要素としてH形鋼を
用いたブレースを併用します。
現在、木造施設の多くは、構造用集成材を使って
建設されています。
しかし、日本農林規格(JAS)認証を受けた
構造用集成材の工場が限られているため、
木材の地産地消は進んでいません。
一方、JAS認証を受けた製材工場は
ほぼ全ての都道府県に存在します。
耐火被覆技術が適用できれば、活用の道は大きく開けます。
脱炭素など、環境意識がこれまで以上に高まっています。
こんな時こそだからこそ、木材の活用が
ますます注目されることでしょう。
参考ウェブサイト:http://www.shelter.jp/news/main/5816
http://www.shelter.jp/news/main/8824
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【編集後記】
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先日、NPO法人建設経営者倶楽部KKC
例会を開催しました。
以前はどうしても会場近くの方しか
ご参加いただけなかっのですが、
昨年からオンライン講演会に変えてからは
全国からお集まりいただくようになりました。
次回は6月23日(水)午後ハラスメントがテーマです。
詳しくは追ってお伝えします。
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