思考を文字化できないと、施工管理技士になれない 【がんばれ建設1761】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年5月6日
NO1761
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今日の一言
「思考は文字化すると現実化する」
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「もっとしっかり考えろ」
上司に言われた人がいることでしょう。
「考えろ」と言われて頭の中で考えている人は、
結局は何も考えていないのと同じです。
電波状況が悪い携帯電話の画面に、
くるくると回る画像がでてきますが、
まさに頭の中でぐるぐる考えが巡っているだけです。
一方で、結果を出す人たちは、思考を紙や画面に
アウトプットすることをやっています。
つまり、「文字化している」ということです。
では、なぜ思考を外に出したほうがいいのでしょうか。
例えば、九九のような一桁のかけ算は、
多くの人が暗算で行います。
しかし、2桁のかけ算は、筆算で行うでしょう。
暗算よりも筆算のほうが正確だからです。
思考も同じです。
かけ算の九九のように単純なことは別にして、
頭の中で考えるよりも、外に出したほうが、
正確に把握できます。
書いた文字は、その人の思考の現れです。
頭の中で思考できていないことは、
文字にすることはできません。
そして、思考の量と文字量は正比例します。
たくさん思考している人は、たくさん書けますし、
逆にあまり思考していない人は、少ししか書けません。
1級施工管理技士試験の第2次検定(実地試験)では、
論文を書くことを求められます。
その時、頭の中で思考はたくさんしているけれども、
いざ、文字にしようとすると出てこないという人は、
不合格になります。
頭の中がグルグルと回っているだけで、
残念ながら、思考ができていない状態です。
つまり、頭の中で考えていることを
すぐに文字化でる人のことを「施工管理技士」と呼ぶのです。
「思考は文字化すると現実化する」といいます。
言葉で言うより、文字化した方が、
さらに何倍もの効力が出る、ということです。
思考を文字化することで、資格取得も可能となりますし、
現場での困りごとを解決する能力を高めることができます。
『思考は文字化すると現実化する』横川裕之著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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今日が連休明けという方が多いことでしょう。
外出抑制ということで、
体が硬くなっている人がいると思います。
しっかりラジオ体操をして怪我なきよう、
ご注意ください。
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